全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日は日経デジタルの記事を抜粋させていただきました。
発生場所の4割が「家」、23年に死亡した1354人のうち601人の死亡の発生場所は「家」でした。
この統計では救急搬送された低体温症患者1194人のうち、約7割が屋内で発症しています。そのうち8割が65歳以上の高齢者で、死亡率は約25%とのことです。
低体温症とは深部体温が35度以下の状態で雪山での遭難のような極限状態だけでなく、身近な場所でも何らかの原因で倒れて動けなくなり、低体温症になることがあります。
脳梗塞などの急性疾患のほか、外傷、深酔いなどが原因になりうる。「屋内発症の低体温症患者の多くは病気の人や低栄養の高齢者など、体力が低下している人」と分析されています。
人は体内で生み出す熱と、体外に排出する熱のバランスをとって体温を保っています。「体が弱ると熱を生み出す力が低下し、熱の収支がマイナスになりやすいのです。適温で過ごせる秋までは体温を保てても、寒くなると体温が維持できず、屋内でも低体温になりやすい」とのことで気温低下とともに体内の熱の収支がマイナスになってしまいます。
屋内で低体温になる要因はいくつもあるが、断熱性能を軽視する住宅事情があります。
東京科学大学環境・社会理工学院助教の海塩渉氏は日本には世界保健機関(WHO)が勧告する「室温18度以上」を満たさない住宅が多いと指摘しています。
国交省の補助事業で全国の断熱未改修の戸建て住宅を調査したところ、在宅中の居間の平均室温は約17度、脱衣所や寝室の平均室温は13度程度とさらに低かったとのことです。
都道府県別で居間の室温18度以上を満たしたのは北海道、新潟、神奈川、千葉の4道県のみ。香川や大分は15度以下と、温暖な地域でも居間が寒い世帯があった。「無断熱の家もなお2割以上あり、寒さは我慢という意識が強い地域もある」と考察しています。
さらに、寒い家に暮らす人の共通点を分析すると、低所得、独居、こたつ依存の3つが浮かび上がりました。
寒い家では健康リスクも高まります。「温度差が大きい家では血圧が上下しやすい。寒い住宅に住む人にはコレステロール値が高く、心電図に異常が出る人が多い」と警告されています。
そして、寒い住宅では、つまずき・転倒リスクが暖かい住宅の約2倍に増えることが分かった。
足が冷えると血流が悪くなり足の感覚が鈍ります。
転倒は低体温症の原因にもなります。
東京消防庁の救急指導課は「暖房が効いていない廊下などで倒れた場合、冷たい床の上で長時間横たわることで体温が低下する。長時間発見されずに体が冷え切った状態で救助されるケースも多い」という。
断熱・気密が如何に重要か、これから家づくりをする方には、こういう情報もたくさん目にすることで今何をするべきか、気づいて欲しいと思います。
体力の弱い家族がいる家庭では、普段過ごす部屋だけでなく廊下や脱衣所も暖める必要があります。
寒さ我慢するのではなく安心して暖かく過ごせるようにすることが重要です。
さて現場は、、、
水廻りリフォームのお宅、トイレの内装、クロスとSフロアーを施工しました。
「明るくなったねー」と。
新築工事中のNi様邸では、屋根工事が完了しました。
いちばん高いところ「棟」には屋根面の滞留する熱を外部に逃がすための換気部材を取付けます。
部分部分に取り付ける工務店が大半ですが、Kino-izmでは端から端まですべてに設置しています。
この方が抜けも良くて滞留しにくいですからね!
内部では大工工事が進んでいます。
3日(月)に構造体の検査をハウスプラス住宅保証で実施します。
ほな、また、、、
木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ
奈良県で高断熱高気密住宅を建てるならキノハウジング