全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
奈良県で断熱等性能等級6~7、耐震等級3(許容応力度計算)の家づくりをしています、キノハウジングです。
今夜は連載コラムをお送りします。
【第6回】性能だけではない、Kino-izmの家づくり
連載の第1回〜第5回では、高断熱・高気密、耐震等級3、ウッドファイバー断熱材、無垢フローリングなど、私たちが愚直に追求している「技術と素材」についてお話ししてきました。
これらを読むと、「Kino-izmはとにかく数字やスペックにこだわる性能マニアの工務店なのかな?」と思われるかもしれません。
しかし、私たちは「性能が高ければ、それで良い家ができる」とは決して考えていません。
性能はあくまで、家族が心地よく暮らすための「土台(前提条件)」に過ぎないからです。
今回は、スペックの先にある「Kino-izmが大切にしているデザインと暮らしの設計」についてお話しします。
性能競争(数字の競い合い)に陥らないスタンス
近年の住宅業界では、「UA値が〇〇以下!」「C値が〇〇!」といった数字の競い合い(性能競争)が加熱しています。
もちろん、数値に妥協しないことは大切です。しかし、数字ばかりを追い求めるあまり、
・窓を極端に小さくして、昼間でも薄暗いリビングになってしまう
・四角いだけの箱のような外観になり、街並みや敷地の魅力が活かされていない
・性能はいいけれど、家事動線が使いづらく暮らしにくさを感じる
といった本末転倒な家になってしまっては、意味がありません。
私たちが目指すのは、「優れた性能を備えながら、見た目にも美しく、日々の暮らしが愛おしくなる家」です。
1. 太陽と風を味方につける「パッシブデザイン」
高性能な家づくりにおいて、機械(エアコンや換気設備)の力だけに頼るのではなく、自然のエネルギーを巧みに利用する「パッシブデザイン」の視点が欠かせません。
・冬の日射取得: 南側に大きな窓を配置し、冬の温かい太陽光を室内の奥まで引き込んで「タダの暖房」として利用する。
・夏の熱遮断: 深い庇(ひさし)や軒(のき)、アウターシェードを設計し、夏の高い太陽光を遮って室内の温度上昇を防ぐ。
どんなに断熱性能を高めても、夏の強い日差しを無防備に室内に通してしまえば暑くなりますし、冬の日差しを遮ってしまえば暖房費がかさみます。
敷地ごとの日当たりや風の抜け方を一棟一棟読み解き、窓の位置や庇の出幅をmm単位で計算して設計することが、心地よさの鍵を握ります。
2. 街並みに馴染み、飽きのこない「端正なデザイン」
家は、施主様ご家族のものであると同時に、その街の風景の一部でもあります。
流行り廃りの激しい過度な装飾や、一時のトレンドを追ったデザインは、10年・20年経つと古臭く見えてしまうことがあります。
Kino-izmが目指すのは、シンプルでありながら素材の質感が引き立つ、美しく整った佇まいです。
3. ストレスをなくす「暮らしと家事の動線計画」
どんなに暖かく安全な家であっても、毎日の家事がしにくかったり、散らかりやすい間取りであったりすれば、住まいの満足度は下がってしまいます。
・帰宅後すぐに手洗いができ、荷物が収まる「お帰り動線」
・洗濯・干す・たたむ・仕舞うが最短距離で完結する「ランドリー動線」
・家族の成長や生活スタイルの変化に対応できる柔軟な収納計画
暮らしの中の無駄な動きやストレスを一つひとつ取り除き、「自然体で過ごせる間取り」をつくり込んでこそ、高断熱・高気密の快適性が本当の意味で生きてくるのです。
まとめ:見えない性能 × 見える美しさ
家づくりにおける「性能」と「デザイン・暮らしやすさ」は、相反するものではありません。
どちらか一方を犠牲にするのではなく、両方が高い次元で調和して初めて「真の心地良い住まい」が生まれます。
・見えない部分(性能・構造):家族の生命・健康・財産を質実剛健に守る
・見える部分(デザイン・間取り・素材):毎日の暮らしに彩りと住むほどに増す愛着
これが、Kino-izmの提案する「バランスの取れた良い家」の姿です。
次回は第7回、マニアックでありながら非常に重要な技術テーマ、「小屋裏エアコンを試行錯誤している理由」について詳しくお話しします。
さて現場は、、、
名張市・My様邸、今日はキッチンの据付工事を行いました。
書斎もイイ感じに出来上がってきました。
大工さんの仕事も今日でひと区切りです。
ほな、また、、、
木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ
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