全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
自民党総裁に石破さんが選ばれました。
私は前安倍総理と競い合った時も石破さんの方が良いのではと思っていた一人です(大袈裟な...汗)
能登半島の災害を一日でも早く復興できるよう尽力して欲しい、そして国民が幸せに暮らせるように導いて欲しいものです。期待しています!
さて今日は、、、制震パーツを開発製造販売しているメーカー担当者さんが来社してくれました。
制震テープはKino-izmでも実績があり、今後標準採用して行こうと検討しているところですが、制震ダンパーについては未だ未だどうなのかなーと考えているところでした。今日のお話をお聞きして、制震テープが有ればダンパーは必要ないという事も明確になった。
制震ダンパーにはいくつかの種類があって金属摩擦で制震するもの、オイル、エアーの入ったものまで様々です。
中でも構造上、壁倍率の計算ができるものは限られており、Kino-izmのように許容応力度計算を行う建築業者は壁倍率計算が出来るダンパーを採用する場合、構造計算時にどういうレイアウトで設置するかを決定しておかないと構造計算が成り立ちません。
しかし、壁倍率の計算のできない種類(認定されていないもの)は計算時に決定しておく必要が無く、工事着手時に、空いている柱間に適宜取り付けるといった謂わば何も考えなくても良い製品ということらしいです。
認定されていないのでそのようになるのは構造を少し理解しているものであれば特に説明は不要だと思うレベルです。
でもこういうダンパーを採用している会社の特徴は、構造を知らない、構造計算していない、建築をほぼ丸投げのような会社が多いことも頷けます。ダンパーが目立つしビジュアルも良いので一般ユーザーには訴求効果があるのでしょう。
一方で構造を熟知している会社が採用する場合はやはりオイル系やエアー系のものは採用されないところが多いとのことです。
とはいいましても、業界で構造に有名な先生が某メーカーのダンパーをイチ押しするとそれに群がる建築会社が多いこともどうなのかなーって思います。日本人特有のアレですね。
何かしらその製品の特長などを理解して採用するスタンスじゃないといけないと思うのですが!
で、私もそのメーカーさんに尋ねました。
「制震テープは四方全周に張り巡らせて建物の揺れを全体に分散して抑制できますが、ダンパーだとたった階に対して4~6箇所、2階建だとせいぜい10箇所程度に集中してしまう事を考えると制震テープの方が遥かに性能もコスパも良いのでは?」
その答えは制震テープさえあえればダンパーまで要らないでしょうという回答でした。
ん、間違ってなかったようです。良い勉強が出来ました!
制震ダンパーひとつにしても沢山の製品が販売されており、間違った(勘違いした)採用をしている会社も多いので、やっぱりユーザーが少しでも勉強して知識を増やして行かないといつまで経っても同じことを繰り返すことでしょう。
さて現場は、、、
Su様邸、気密シートの作業が進んでいます。
10月3日には気密測定の予定、どの位の数値が測定できるか、、、楽しみです。
此方の写真は、これから下水道切替工事を伴うリフォームを行うお宅、今日も得ていなかった情報の確認調査をしました。
明日は午前中、ZOOMミーティング、そして午後からは2件のお客様と打合せです。
ほな、また、、、
木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ
奈良県で高断熱高気密住宅を建てるならキノハウジング
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