健康に暮らせる住まいを...

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
日本住宅新聞を購読していますが最新号に次のような記事が掲載されていました。
~これまで住まいは「快適」を追求してきた。しかし交通事故死は年々減少している一方、家庭内事故死、特に浴槽内溺死は年々増加傾向にある。~
自動車産業では今はエアバックやABSという安全装備は当たり前のように標準装備となっています。数十年前は全てオプションでしたけどね。
乗車する人の安全の事を最優先に考えられた結果の事と思います。
しかし、住宅産業界ではどうでしょうか?
冬場のトイレや風呂が寒いのは当たり前、気温が低いのだから・・・ということで済まされていていまだに浴槽内での事故が減少しません。
我々業界に身を置く者として、「何とかしないと、、、」という気持ちのある人がどれだけいるのか???
そんなことお構いなしで全然責任も無いのだからデザインや価格など、目を引くところを注視して1軒でも多く売れるような営業戦略を考えているというのが現実なんだろうと思います。
こんな状況で良くなるはずがありません。国が先頭を切ってテコ入れしないことには、今後も同じ状況が続くと思います。その国が裏金問題や下着のようなダンサーを呼んだり、、、バカバカしくて期待どころか、信用なんてできるもの微塵もありませんね。
せめて、Kino-izmの住まいを選んでくださったオーナー様だけでもこのような事故が起きないようにしなくてはならないと断熱・気密に拘り始めたのが2003年でした。
あれから20年が経過しました。14年前には自宅も建築しましたが、今ご提案している性能よりは少し低いものの、トイレやお風呂が寒いという事は余程気温が低い時じゃないと感じません。
慶応義塾大学の伊香保先生が住宅と健康分野の連携に対するエビデンスを発表しておられます。
室温が低いと血圧上昇、就寝前の居間の室温が低いと頻尿症状を併発することが多い、寝室が寒いと自覚する人ほど睡眠の質が低いことが明らかになっているという事のようです。
住宅の寒さが筋力・身体能力の低下と転倒リスクが高まるなど、良いことは一つも無く悪いことが沢山あるのです。
これから家を建てようとお考えの方は、このような状況をシッカリと理解し、断熱・気密性能を蔑ろにせず、高い性能の住まいを手に入れて欲しいと思います。

写真は、今日の現場、、、
フルリノベのO様邸、古いエアコンを撤去、明日は給排水管の解体前準備を行います。
IMG_7773_800.jpg

2階は養生ボードも敷きました。
IMG_7790_800.jpg

新築工事進行中のO様、あ、どちらもO様ですね!
先行の給排水管敷設工事が完了、浄化槽も埋設しました。
20240311_142124_800.jpg

ほな、また、、、
木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ
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