現場見学

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日は滋賀県近江市へ現場見学に行ってきました。
高断熱・高気密・高耐震と構造躯体ではトップリーダー的存在の夏見工務店さん。
木質系断熱材でお世話になっている施工会社担当者がセッティングして下さいました。
先ず驚いたのが夏見社長さんの腰の低さ、、、構造のことやこの現場のプラン完成までのお話など家づくりの多岐に渡る事々を包み隠さずお話しされる姿は、流石トップリーダーやな!と感じました。
写真も撮っても良いとお許しを貰い、先ほどお礼のメッセージをお送りしたところ、写真もアップしてどこをどのように感じたかを教えてくださいとお返事くださったので、アップします。うまく説明できるかな???

外壁は杉板を現場で塗装して張って行くもの、張り方は試行錯誤されてこの方法をとったとのことです。
これだと十分通気も確保できるし、ちょうど焼杉の外壁を希望されている方が居られるので非常に参考になりました。まだ現場に到着して外観を見学しただけなのに最初からついてるな!と思いました。
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玄関から中へ入らせていただき、最初に飛び込んできたのは気密シートと配線胴縁。これも気密ラインを確保してその内側で電気の線類を這わすための空間を確保しているところでした。このようにすることで余分な気密ラインの貫通を省くことが出来、結果的に気密性能を高めることが出来る。したがって壁体内に水蒸気が入らないので内部結露の心配が無いというわけです。
また配線胴縁の両袖にひとまわり小さな部材を固定していました。これはおそらく補強材埋め込みの為の桟かなと、お聞きするのを忘れてしまった、汗
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断熱材の垂れ下がり防止の胴縁固定も一定間隔できれいに留められていました。結構な手間なので断熱材が落下しないように留めればそれでよいと指示しているのですがこういうところはもっと勉強しないといけないところです。
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凄いなー、と感動したところは、軒桁部分の断熱についてです。
この部分は普通の工務店は屋根勾配に沿って一定の厚みで断熱材を充填します。ですが屋根勾配成りに傾斜しているので軒桁(垂木を受ける角材)のところで中途半端な厚みとなるのです。
そうすると軒桁が150ミリ~240ミリと構造計算によって所々で梁成は異なりますから厚みと軒桁の梁成によっては断熱欠損するところが発生します。
そういうところを無くすために箱組して断熱材を十分な厚みとなるように充填されていました。
次の写真の壁と天井の境目の出っ張り部分です、ワカルカナ~~~
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最後はツェンダーというドイツ製の換気システム、これ一台で全館冷暖房と換気を行います。
この機器についてはお聞きしなかったのですがこれから勉強しようと思います。
IMG_4059_800.jpg

全般的に現場も片付いているし、気密シートの貼り方がとても綺麗=持っている性能が十二分に発揮できるのです。
その他、構造計算を行って2階床受け梁は全て300ミリ以下、2階軒桁は240以下で設計されていることも驚きました。
通常、360ミリ、あるいは集成材ということも多々ありますが、全て無垢桧で統一されていました。
このようにすることでコストダウンも図れますね。
あとは電磁波に対する対策、正確に電磁波を測定しているわけではないとのことでしたが引込幹線が就寝時にベッド周辺を通らないように施工する等、日常の電磁波についても考えながら施工されているところに住む人のことを最重視された家づくりをされていると感じました。
建築費用もお聞きしましたが、これだけの性能の高さです、もちろんのことコストもチョー凄かったです、汗
まだまだ勉強が足りないなと考えさせられることばかりで目から鱗というようなこともありましたし、一日かけて行きましたが非常にこれからの家づくりに役立てることが出来そうです、いや、役立てないともったいないです!!!

予てから一度お会いしたかった夏見社長にお会いできて良かったです。
快く現場を公開して下さった夏見工務店・夏見社長様、今日は本当にありがとうございました。
マタオネガイシマス!!!

ほな、また、、、
木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ
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橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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