断熱材も注意が必要です

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
発泡ウレタン系の断熱材について、手ごろで使いやすく気密も取りやすいということで普及しているのですが、万一火災が発生した時に有毒ガスが発生するということと将来のリサイクルに関して困難なので3年ほど前から使用することを止めました。
また、発泡ウレタン系断熱材の表面をカットして柱面に合わせて仕上げることで壁体内にシッカリと断熱材を充填出来るのですが、この表面(スキン層)をカットすると水蒸気を吸収するため、建物には良くありません。ですからメーカーサイドは防湿シートを貼ってくださいとアナウンスしているのですがそれを解ってか知らなくてか防湿シートを施工する業者がほとんどありません。
スキン層をカットしなかったら良いという認識で断熱材の厚みを薄くしているところもあるとお聞きします。
※メーカーの調べではスキン層をカットしてもしなかっても透湿抵抗はほぼ同じ、ということはスキン層をカットしなくても防湿シートは必要と言うことのようです。
知らなくて施工しない方が多いのでしょうけど知っていても施工しない(手抜き)業者も中には存在します。
このようなことが続けばそのうち壁体内で結露=カビ発生ということになりかねないのです。
気密・断熱を自社の得意とする工務店でもこの認識のないところも多いので、単に性能値だけを追い求めるのではなくてどのような施工をしているか?を確認する必要があると思います。
ちなみに過去に施工したKino-izmの現場は付加断熱(外張り断熱)を施しており、採用当初に結露計算したところ防湿シートは無くても問題なしという結果を確認していますのでご安心ください。
誤った認識で施工してしまうと施主様には申し訳がありませんね!
建築に携わる人たちはもっと勉強が必要なのではないでしょうか!

で、今日の現場、、、
上牧町・ゼロエネ住宅・SI様邸では、いよいよ内側に高性能グラスウールを充填する作業に取り掛かります。
小屋裏は2層の施工ですが、まずは1層目から、、、これが大変手間の掛かる作業なのです、汗
IMG_0453_600.jpg

ほな、また、、、
木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ
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橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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