業者選びを間違えないように

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは、
今日は悲しいお話をひとつ・・・
高気密・高断熱の家なら快適に暮らせると考え、いくつかのビルダーの説明を聞き、中でも会社の規模が一番大きそうな会社でお願いしたとのこと。
Ua値は0.4平均、C値も測定しているとのことでした。
しかし、今秋から住み始めてみて暖房しても大して温まらないどころか、寒さは以前のアパートと大して変わらない。
自分は何をしていたのだろう?と不安になって私のところにお問い合わせをいただきました。
そこでUa値は?C値は?とお聞きしましたがC値は測定していないそうです。サッシはアルミ&樹脂のハイブリット、ガラスはLow-Eらしい、Ua値は0.4半ばとお話しされましたが、わかっておられる範囲でお尋ねしたところ壁体内吹付ウレタン70ミリ程度、小屋裏100ミリ以上、床下50ミリの断熱材とお聞きして目が点になりました。
そんな薄っぺらい断熱材で0.4台のUa値にはとてもならないと思うのです。この断熱材の厚みが本当ならおそらく0.6程度、いやプランによっては窓の大きさも変わるし、もっと性能が低いかもしれません。
この方の住まいをどうのこうのと評するつもりは一切ありません。
しかし、どのような理由であろうと私に相談してこられたので知らん顔をしておれないのです。
家づくりの際にビルダーの担当者は希望するUa値(0.3前後)はオーバースペック、気密測定も年に数回行っているからわざわざ費用をかけてまでしなくても大丈夫だと説明を受けられたらしいです。
その話を信じてしまった私がもっと勉強していれば・・・と後悔されています。
おそらくその担当者は実際の高気密・高断熱住宅を知らないのだろうと思います。でもどうやってUa値0.4台の計算をしたのか、BELSを取得されているわけでもなさそうだし、長期優良住宅の認定も受けていないそうですから、、、?
ネットで高気密・高断熱と検索して見つけたホームページを見てお問合せされたとのことです。
ん~、もしかすると高気密・高断熱というキーワード検索で上位に表示されるような仕組みつくりをされているのでしょう。
こういうビルダー増えてきましたのでそれだけで信用せずに、色々とお聞きしてみるといいでしょう。
HEAT20やG2、G3、新住協なんてことを尋ねてみてもいいかもしれません。
真剣に高気密・高断熱の家づくりをしているところはこれくらいのことは誰でも知っています。
首をかしげたり、オーバースペックと説明するようであれば偽物と思っても間違いありません。
真面目に一生懸命家づくりをしている工務店ではこんなことは絶対ありませんから!!!
敢えてそのビルダーの名前はお聞きしませんでした。ライバルになんてなることは無いしね。。。

さて、今日は王寺町・Km様邸の完了検査、
検査はもちろん指摘事項も無く合格でした。
検査官の方と来春法改正される話題でお話ししていたところ、「私より木野さんの方がよく知っておられますね」と言われてしまった。
ま、いろいろアンテナを張って情報を集めています。それくらいのことは知っておかないと、、、
IMG_0290-1_600.jpg

ほな、また、、、

橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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