見えないところが重要です

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
朝晩涼しいですが日中はどうも暑い日が続いていますね、暑!
現場で少し動くと汗が出てきます。
王寺町・Km様邸では断熱工事が進んでいます。
隠れてしまうところなのでシッカリとチェックをして作業を進めています。各職人さん達も施工中の状況を共有できるように周知し、自ら施工途中の写真をスマホで撮ることを癖づけて行くことで私もチェックしやすくなってきました。
チェックしやすくなるという事は隅々まで目が届きやすくなりますから、今まで以上に施工精度も高くなってきます。これはあるシステムを取り入れたことで職人さんたちの意識が高くなってきています。
良い家をつくるためのツールとしてまだまだ徹底して行かないといけませんが施工管理もしやすくなってきました。

電気の引込も壁の内側から貫通した部分は管ウレタンボンベを充填し隙間を無くします。
IMG_5011_600.jpg

外部側からは気密テープでシッカリと留めておきます。
このように内外両方から処理しています。
IMG_5023_600.jpg

コンセントボックスも気密ボックスを使っていますが、線の貫通部分はシーリングを施して隙間を無くしておきます。
IMG_5013_600.jpg

床下に貫通している24時間換気設備のダクトも隙間を簡易ウレタンボンベ充填、床下とのショートサーキットを防ぎます。
IMG_9193_600.jpg

気密シートも断熱材メーカー推奨の半透明シートにしました。
タイベックスマートも良いですが内側が全く見えないので施工性があまり良くありませんでした。
旭ファイバーグラスが自社開発した可変透湿気密シート、厚みも0.3mm(+0.1mm)に増し、破れにくいです。
これだと壁体内の水蒸気も内側に放出してくれるので壁体内結露を防ぐことが出来ます。
IMG_9191-1_600.jpg

ついでに外部の防水シート施工状況も、、、
壁面にはタイベックを貼りますが、ベランダ手摺上部はタイベックだけでなくて鞍掛シート(ゴムアスファルトルーフィング系)を貼っています。
タイベックだけだと20年すると劣化が顕著に表れます。これが他のシートであれば10年足らずでボロボロに劣化し、手摺となる笠木から浸入した雨水が躯体を腐らせてしまいます。
このようなことが無いように手摺の天端は防水シートだけではなくてこのように鞍掛シートを使っています。まだまだこれを採用している工務店も少ないですけどね。
まぁ、どこまで劣化のことを考えて家づくりをするか?だと思うのです。
IMG_9195_600.jpg

ダクトの貫通部分も、、、
まぁここは軒も深いので直接雨水が掛かることは考えにくいですが、念のためにウエザータイトと呼ばれる部材で万一のときの備えに隠れた性能を発揮してもらおうと思います。
IMG_9199_600.jpg

如何でしょうか、今日のブログでは完成してしまうと見えないところですが全て家を長持ちさせるためには必要な部材・箇所なのです。
殆どの工務店はこのようなところを公開しませんが、Kino-izmでは積極的に公開して行きたいと考えています。

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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