省エネより小エネ

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日は昨日に続いて夕立のような雨が降りました。
一昔前なら「梅雨明けかも?」ということですが、まだまだ続きそうです。
屋根改修中の邸があり余計な心配が一つ増えそうです。
さて、今日はYKK-AP主催の「南雄三先生のオンライン建築塾」を受講しました。全8回の第1回目。
南雄三先生、実は私が2004年に断熱・気密に関する専門書で初めて手に取ったのが氏の書籍でした。

氏は省エネ基準義務化が見送られたことは良かったと仰ってました。
というのも義務化されてしまえば省エネとは名ばかりの低い性能の家が次々に建てられて行くことに懸念を示しておられるからなのです。
こんな法律を作らなくても実際シッカリと将来を見据えて一定以上の(G2グレード)住まいを提供している工務店があります。
そういった工務店の努力が実らなくなるのです、実は私も同じ意見で法整備されなくてもその住まいで住む人のことを考えている工務店が有ると思います。
また、欧米先進国の中でも住宅が消費する一次エネルギーは日本は他国よりも少ないということも示されていました。
しかし、それは快適な住まいではなくて「暑さ」「寒さ」を我慢しての消費エネルギーの低さなのです。
日本の風土、高温多湿なので夏の暑さも「このくらいの暑さは仕方がない」と思っておられませんか?
冬の寒さも「エアコンやストーブ、こたつなどの機器に頼るしかない」と思っておられませんか?
一方、我慢せずガンガンエネルギーを消費している他国の住まいは快適です。
快適に暮らせるため体調を崩すことも少ないので医療費が安い、一方日本の医療費は他国に比べ高いということの他のコラムで読んだことがあります(どこだったか忘れましたが、汗)
要するにどのようにして快適に暮らしてエネルギー消費の少ない家を持つか、光熱費の安い家をどうやって手に入れるか...なのです。
即ち省エネではなくて小エネ住宅を手に入れなくてはならないです。
そのためには躯体性能をどのくらいにしなくてはいけないのか最低基準はどのくらいなのかということをもっと一般の方にわかってもらえるように、もっと発信力に磨きをかけてその必要性を認知してもらわないといけませんね!

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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