一発合格!

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☔
今日は雨の一日でした。
熊本地方の被災された方々の現状をテレビで見ていますが何もできない自分がもどかしいです。
わずかなことでも自分にできることを行動にして少しでも手助けになればと思っています。

さて、今日は生駒市・Ok様邸で基礎配筋検査をハウスプラス住宅保証にて行いました。
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検査では鉄筋のピッチ、設計基準の確認、補強すべきところの補強方法などのチェックはもちろんの事、敷地に対する配置もチェックして頂きました。
検査開始と同時に雨がパラパラ降ってきて検査官も傘を挿しながら図面とニラメッコ、図面も濡れてシナシナヨレヨレでした(汗)
検査状況はもちろん一発合格、指摘事項無しでした。
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このような貫通スリーブ周辺の補強状況を公開する工務店も少ないようです。
隣の敷地でも同じように工事が進行中、思わず比較して、ニンマリなのでした。

さて、熊本地震ではたくさんの住宅が倒壊していますが築年の古いものや瓦の下地に土を載せた重い屋根のものなどが多く見られます。
でも築年数が浅いものでも倒れているというケースがあります。
そのような住宅では壁面と窓の配置のバランスの悪いものが倒れているようです。
多くの木造2階建て住宅は、建築基準法上の4号建築物という分類に入り、同法上の仕様規定を最低限満足させて建てないといけない義務などがあります。しかし、「4号建築物の特例」というものがあり、建築基準法上の仕様規定を満たして設計されているかどうかは、設計者判断に委ねられていて、確認申請などの審査機関でチェックを要しません。
その為、設計者の意識が低いと、経験則で間取りを考えて、仕様規定を満たしているかどうかを検討するための、壁量計算、4分割法、N値計算などを検討していないケースも見られます。
一般の人から見ると「え!」と思うようなことですが、既存の住宅の場合、図面などがある場合は構造検討資料が残っているのかも確認してみましょう。またこれから新築をされる場合は、確実に構造検討資料を出せるのかどうかを工事業者にお尋ねすることも重要です。
ちなみにKino-izmでは全ての新築工事で地盤調査を行い地盤の補強から基礎設計と連動して躯体の構造計算(許容応力度計算)を行っています。
躯体の構造計算は柱一本一本の強度たわみを科学的に計算し、耐震等級が最高等級の3をクリアできているかどうかを数百ページのデータをもとに根拠を示します。
さらに、躯体だけの計算を行うのではなく、地盤調査を行って地盤の強度を把握し、場合によっては地盤改良工事を施し、基礎の設計と躯体の構造計算を一緒に行うことでその根拠を示し、耐震等級3の地震に強い住まいをご提案、お勧めしています。

ほな、また、、、
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