勘違いのHEAT20

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは、
昨日はクタクタになったのでブログを更新できませんでした。
午前中、着工準備中のN様ご夫婦と打合せ、そして午後は新規のお客様にご来店いただき、家づくりについてお話しさせて頂きました。
最近、お越しいただくお客様の年齢も私の子達と同世代の方々が増えてきました。
こうして若い人たちが家族を持ち、家を建てようとされていることに少しでもお役に立てればと何かしら親心のようなものが芽生えるのです。
土地探しから・・・となれば、どうしても不動産業者のお世話にならないと土地が見つかりません。
で、そこで出会う不動産業者によっては良い出会いが有ったり、そうでは無かったり、、、
先日土地を手に入れられたK様、対応が後手後手になり何とか土地引き渡しを受けましたが引渡しが終わった途端、背を向けるような対応で苦労しております。
高額な仲介手数料を集金しておきながら相応の働きをしない不動産業者には呆れます。詳しい話は記しませんがK様が本当にお気の毒に思います。
なんとかテコ入れして良い方向に向けないと着工も予定より遅れてしまいそうです、汗

37年、住宅業界に身を置いていますが、不動産業者って「楽して金儲けしたい」人が多すぎるように感じます。私の主観です。
一世一代の買い物といわれる住宅・不動産、一人一人の気持ちに寄り添って心から後悔しないように導こうとする営業マン(人)がどれだけ居るでしょうか?
そんなことを今、痛切に感じています。

さて、今日はデスクワークに明け暮れてU様の構造、N様の基礎・設備、O様の積算を行っています。
そろそろ今日の業務を終わろうとしていますが、、、
IMG_5318_600.jpg

そんなこんなでタイトルの話「勘違いのHEAT20」
偶然にも実務者が説明するYoutubeを見る機会があったのですが、HEAT20に関するUA値の基準を勘違いしている人たちが多いようです、恥ずかしながら私もその一人でした。
HEAT20では
平成28年基準からの削減率と全館連続暖房時の暖房負荷増減率を地域別に削減率が定められています。
その欄内に代表都市と記されており、それを地域区分が同じならUA値も同じと勘違いしていたのです。
奈良県は地域区分でほとんどの地域が「6」地域に該当するのですが、代表都市は東京と記されており「6」地域は、なんと全国で198地点あります。これらが代表都市と気候も日射量も四季の温暖差も異なることは良く考えてみればわかる話なのです。
それをシッカリとマニュアルを読まずに早見表を見て勘違いしていたのです。
この198地点の中から一番近い地点を選んで地域補正をすると奈良でHEAT20・G2グレードをクリアするにはUA値は0.37以上必要なのです。さらにG3グレードの場合は0.18と超ハイスペックな住宅でない限りクリアできません。
Kino-izmでは今までG3をクリアしましたと「S様邸0.22」と「Yo様邸0.24」の2件の住まいを建築しましたが0.22で「概ねG3」とギリギリの値、0.24はG2と言うことが解りました。
これらのことを理解した上でKino-izmではG2グレードは楽々クリアと表記しますがG3はチョッと難しいと思います。世間でG2グレードと謳っている業者さん、90%以上クリアしていないと思います。
そのくらいこの事実を理解している実務者が少ないと思われます。
国交省が定める省エネ等級6や7と勘違いしている方も多そうです。
そんなことに気付きました、っていうか気づいて良かったです。

ほな、また、、、
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橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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