気密について

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日も夕方少し雨が降りました。
明後日上棟の上牧町・ゼロエネ住宅・Si様邸の現場もブルーシートでシッカリと覆っていますが、やはり心配。
ですが、Kino-izmの大工さん達は皆そういうところを良く理解してくれていますので他の作業が終わった後に現場に出向き、確認してくれます。
それは今日も同じで、こうして現場の写真まで送ってくれるので忙しい状況でも安心です。構造材もシッカリと覆われています。
こういう大工さん達がKino-izmの住まいに携わっています。
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藤原京跡のKi様邸は壁面の石膏ボードを張り進めています。
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で、橿原市・Mm様邸では洗面台のコーキング作業を・・・
左脇に脱衣室への扉が有る為その枠に洗面台の引き出しが干渉するといけないので少し隙間を広く取りました。
その分コーキング作業が難しくなります。
今回も苦戦しました、汗
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こういう作業は私の仕事なのです。

さて、気密についてというタイトルなのですが、クローズで参加させて頂いているグループの方から「断熱材をビニールで包むなんて!!!」という情報発信している方がいるとお聞きしました。
聞くところによると、業界では結構な影響力のある人、なのにこういう間違った情報を発信されてしまうと一般の何も知らない人たちには勘違いされてしまうだろうなと思いました。
その方のコラムを読むと・・・

断熱材をビニールで覆うという話、断熱材を湿気させないという意味と捉え違えておられるようです。
セーターを着る時、ビニールで覆ってセーターを着ますか?と。。。
こんなことをすれば汗をかいても蒸れてしまうだろうとのことです。身体から出た水蒸気はそのままビニールに塞がれて外に出られない。すると夏の暑い盛りにウインドブレーカーを着て走っているような状態になると。
家の気密性能を上げるというのはこういう事だと言っておられる。
家の中では発生した水蒸気を計画換気で外部に放出するように計画します。その為の24時間換気なのです。
この換気設備は隙間が有ると家の隅々まで計算通りに機能しません。しかし気密性能が高ければシッカリと計画通り水蒸気だけでなく、汚れた空気・二酸化炭素も外部へ放出できるのです。
透湿気密シートはこのような水蒸気を壁体内に侵入させないためのシート、ベーパーバリアとなるのです。
断熱材に湿気が行かないようにするためのモノなのにビニールハウスみたいな考えになってしまっています。
こういう間違いをしている専門家、所々で見かけます。
巡り合った人は不幸だな!こんなことを思いました。

ほな、また、、、
木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ
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橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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