高性能住宅の温度計測...その後

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
高気密(C値0.18)高断熱(UA値0.28)の住まいの室温の変化はどのようなものか?を調べるために1週間前にデータを記録できる温度計を6点に配置しました。
外部の南側、床下、室内×4、合計6箇所です。
ちょうど1週間目ということで温度計を引き上げる際に表示された温度を確認しました。
まず、確認した時間は13時30分、いちばん体感的にも熱い時間帯です。
外気温ですが外部に置いていたものが先日の雨の影響でしょうか、壊れていました、泣!
ですので24時間換気設備の給気口に設置しているセンサーを確認すると36度(けっこう蒸し暑かったです)室温は24度を表示していますね。
IMG_7624-1_600.jpg

コントローラーの近くの温度計は24.5度でした、まぁそれほど誤差は無いか。
ondotori0827_2.jpg

では床下は、、、23.4度
ondotori0827_3.jpg

リビングの東南隅は25.2度(ここが一番室温が高かったです)
ondotori0827_4.jpg

2階の南側の洋室(子供部屋)は、24.1度
ondotori0827_5.jpg

2階北側洋室23.1度
ondotori0827_6.jpg

「えっ?1階より2階の方が温度が低いの?」と思われた方、良いところに気付かれたと思います。

以前から高気密高断熱について無知な工務店や設計士が言うこと「高断熱の住まいは冬暖かいけど夏は暑い」と。
確かに窓を介して侵入する日射熱や、人が生活することで発する熱(生活熱)は冬は暖房の補助となり助けてくれるのですが、夏は逆に室温を高くするマイナス要因となっています。だから夏は暑い。ここまでは確かに正解です。
でもね、何もしなかったら夏は暑いままです。それはすべての住まいで言えることです。
如何にして夏に室温が高くならないようにするか?を考えれば気密断熱の勉強をシッカリとしている人は簡単に解ります。
暑くなる原因は日差し(日射熱)なのだからそれを遮る工夫(日射遮蔽)をしてやれば良いことなのです。
日差しを遮る工夫をすることで、わずかな能力のエアコンで家中快適になるのですから。。。
そこを蔑ろにして「高気密高断熱の家は夏は暑い」といって中途半端な性能の住まいを次から次へと造るのはもうやめて欲しいです、喝!
「高断熱の住まいは冬暖かいけど夏は暑い」という工務店や設計士と出会ったときは、高気密高断熱の本来の良さを知らない無知な人と思ってください。

高気密高断熱の家は冬は暖かいし夏は涼しいです!

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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