気密測定の結果

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは、
今日もあちらこちらで小雨、時には豪雨のような雨が降りました。
年々、雨の降り方も変わってきているように思うのは私だけでしょうか?
おそらく気候変化の影響が少しづつ表れてきていると思います。
これから将来、どうなる、、、地球

さて、今日は朝から橿原市・Nk様邸で気密測定を行いました。
午前9時、機器の準備ができ、早速測定機のファンを回しました。
1回目の測定値は、C値0.32cm2/m2でした。
こちらの住まいは床面積も広い上に、引違いの掃き出し窓が6箇所もあります。引違い窓はめし合わせ部分の漏気が少なからず有る為、測定士さんはこの数値は十分ではないでしょうか!と早々に太鼓判!
年間500件以上気密測定をされているので、どういう間取りが気密性能が高くなるか、またはどんな間取りが気密に不利か良くご存知です。
また、他社では0.3程度の気密測定値を記録しているところはほとんど現場発泡ウレタン断熱によるもの。気密を取るのが非常に楽ですからね!極端に言うと朝飯前みたいな感じ(^^;
そういうことから今回の測定を比較しても、引違い窓が多いし、グラスウール断熱充填に気密シート張りという不利な条件下でこの数値は他社ではほとんど経験されていない様子。
如何にシッカリと施工をしているかという裏付けも確認できるところです(ちょっと自慢しとこ!)
1回目の測定値でも十分ですが昨日宣言しましたように0.3以下を目指そうということで、島津棟梁、測定士さん、現場監督の息子と私の4名で隙間のありそうなところをチェック。
勝手口の足元から漏気を発見、養生テープで樹脂サッシを汚さないように覆って簡易ウレタンボンベで増し打ちし隙間を塞ぎました。
IMG_8026-1_600.jpg

ベランダの下部にも漏気を発見、この隙間もウレタンボンベを充填しました。
IMG_8020-1_900.jpg

他にも細かな隙間を90分掛けて塞ぎました。
その結果、0.28cm2/m2と宣言数値をクリアしました。
n値(隙間特性値)が思ったより低かったので再度皆で徹底的に隙間をチェックしましたが特に致命的な施工ミスは発見しませんでした。
そして3度目の測定値もC値は変わらず、n値(隙間特性値)とαA値(総相当隙間面積)が僅かに良くなりました。
延べ床面積44.5坪(施工面積48.7坪)という広い住まいで全ての隙間を集めた面積が52cm2(
7cm×7cmの正方形よりもわずかに大きいくらい)という僅かな隙間しかありませんでした。
これで引違い窓を完成後に調整すればもっと気密性能は高くなるはずです。
IMG_8025-1_900.jpg

ここまでこだわってどうするの?とよく言われます。
でもね、
こうして拘って測定して行くことで施工ミスが見つかることもあるし、サッシの初期不慮は何度も発見しています。
また、気密性能を高めることで換気計画が計画通りに機能するようになり、料理を含む生活臭を取り除くのも容易にできるし、空調管理も簡単になります。
だから、気密測定はどの現場でも、必ず行うようにしています。
全ての建築現場で行っていくことこそ、気密測定の重要性を理解していると言えます。
これからも気密測定は必ず行いますから!!!

さて、測定立会いに予想以上に時間を要しましたがその後、生駒のF様邸改装工事現場へ行きました。
割れた瓦の一部貼り替えや漆喰の手直しなどが本日で終了。
7月1日より外壁の塗装工事に取り掛かります。
IMG_8030-1_600.jpg

さて、今夜も積算!積算!積算!

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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