間違いのない家づくりを!

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
6日の上棟を延期した途端、天気予報が雨から曇りに、、、こりゃぁまだまだ弄ばれそうです。
で、今日は午前中、五條市・F様邸へ、電力の引込幹線の打合せを関電、NTTの担当者立会いで行いました。
まだまだ幹線整備が遅れている地域で、こちらの敷地にもどの経路から引き込むのかを検討、一応引込位置を決め、F様のご判断を仰ぐ形となりました。
IMG_6661.jpg

現場は大工工事が一部(材料の未入荷)を残して完了しました。
外部ではサイディング工事の真っ最中。
IMG_6662_600_2.jpg

さて、事務所に戻り、午後はパッシブデザインのWebセミナー。。。
風や光をどのように家の中に入れるのか?あるいは遮るのか?
夏至と冬至の日差し、狭小地の日当たりに関してなどほとんど理解していることとは言え、豊富な情報量でした。
でも講師の方の初心者を基準とする丁寧な説明には改めて驚くことも、、、うなずくこともたくさんありました。

セミナーに参加された全国の同業の方たちへ様々な質問やアンケート形式の集計がありました。
アンケートの中で驚いたのは、プランニングの際に現地を確認するかという問いに対して、200~300名の参加者でしたが全物件確認すると回答したのは何と全体の26%、必要な時に確認する44%、確認しない30%は呆れて声も出ませんでした、驚!
こんな人たちに設計する資格あるのでしょうか、怒!
また、自社のUA値をどのくらいの数値で設計しているか?という問いに対して、
Kino-izmのようにHEAT20・G2グレードをクリアしていると答えたのはたったの6%、HEAT20・G1グレードクリアが21%、ZEH基準クリア22%、省エネ基準クリア33%(これが一番多かった)、そして自社のUA値を知らないという回答が18%もありました。
こういうセミナーは興味のある人しか参加していないように思うのですが、そのような人たちの中でも、「UA値を知らない」+「省エネ基準クリア」というとんでもなくレベルの低い人たちが全体の半数以上居るということに絶句したのは言うまでもありません。
ua_sekkei210304.jpg
セミナーに参加していない人の中には意識の高い人も居られることと思いますが、それ以前に今日のセミナーに興味のない人がかなり多いと思うのです。
どのようにして快適に暮らすのか?、少しでも自然エネルギーを使って快適な空間を手に入れるにはどのようにすればいいか?等など、家づくりに対して真摯に向き合っている人たちの少なさには非常に残念です。

さて、ブログを書いている間に朗報が飛び込んでまいりました。
「新築住宅の省エネ義務化 国交省、25年度にも」という日経新聞の記事。
先日の河野太郎大臣のタスクフォースや国会予算委員会での国交省大臣の答弁が影響していると思われますが、良い方向に向くように、そしてまた土壇場で方針転換というような残念な結果とならないかどうかが心配です。
河野大臣には頑張って欲しいものです。

もっともっと良い家づくりができるように、まだまだ勉強しないといけないことがたくさんあります!

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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