住まいStudio研修

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日は王寺町・ゼロエネ住宅・Nb様邸で上棟作業を行いました。
私は他所で研修があったため上棟に出向けなかったのですが、16時に棟梁から「無事、何事も無く上棟完了!」と報告の連絡がありました。
Nb様、上棟、おめでとうございます。お仕事でご覧頂くことが出来ませんでしたが、週末に一緒に御幣をつくりましょうね。
IMG_5509-1_600.jpg

さて、今日は大阪南港にあるLIXIL南港ショールームへ行ってきました。
ショールーム内に併設されている住まいStudioの見学および研修のためです。
今年3月にオープンし、本来なら5月に見学の予定だったものが、コロナ禍で7月に延期となり7月もまたコロナ禍の影響で中止となり今日となりました。今回を逃すとまたしばらく見学もできなくなるだろうとのことで3ヶ月ほど前からスケジュールを空けておいたのでした。
Studio内は、弊社の完全貸し切りで、他の来客はありません、ショールームの入口から検温と消毒、各ブースの受付窓口など全てのところで消毒が徹底されていて安心して見学出来ました。
lixil_sumai201201.jpg
研修では、8帖の洋室で「昭和55年の一般的な基準(Ua値1.05)」「平成28年省エネ基準(Ua値0.87)」「HEAT20G2グレード(Ua値0.46)」と3部屋用意されており、部屋の外は外部という設定で気温が0度でした。そして室内はエアコンの設定温度が20度で運転。
この状態で、昭和55年基準の部屋は頭上で何とか20度あるものの部屋の真ん中の床面は15度。部屋の隅では3度程度で、靴下のみで歩くと冷たくて我慢が出来ません。洗面所は無暖房なのでさらに寒く、トイレも同じくらいで5度程度、これではヒートショックのリスクが高いなと感じました。
平成28年度基準では基準が高くなったように思われがちですが、実際は体感的には大して差はありません。床面の温度が僅かに高くて壁際では5度程度でこの部屋でもとても快適とは言えません。洗面所やトイレも同じく寒くて身震いしてしまいました。このグレードが一番多く建てられていて、知らない人は省エネルギー性能の高い家と勘違いしているのではないでしょうか。
次にHEAT20G2グレードの部屋に入りましたが、部屋のドアを開けた瞬間から感じる空気感が他の2部屋とは全然違い、頭上も足元もほとんど温度差がありません、洗面所やトイレも熱交換型の一種換気システムを使っていたので温度差は3度程度しかありませんでした。これだとお風呂に入る際もトイレに行くときも温度差のストレスを感じる人は少ないと思われます。
このような体感を元に、どのようにすれば快適な住空間を作り出すことが出来るのかということを学びましたが大半は理解できていることで確認のための研修と言うような時間を過ごしました。

まだまだ温度差のある住まいが多くつくられています。
特にZEHというだけで次世代の建築を駆使した上級グレードの家と勘違いされている方が多いですが、どうしょうもないZEHもあるのが現実です。
「Ua値はいくらですか?」と尋ねてみてください。この数値は小さいほど性能が高いのですが、0.5よりも数字が高いものは大した性能ではありません。
出来れば0.4よりも小さい数値で表されている住まいを建てることをお勧めします。
因みに弊社Kino-izmの住まいの性能は低いもので0.3台後半、プランニングによっては0.2台と、超高性能な住まいです!!!

では、今日はこの辺で!

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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