またとんでもない政策

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆

今まで20年前に国が定めた性能表示で省エネルギー等級は最高等級が4というとんでもなく低水準でしたが、大手ハウスメーカーを含むほとんどの業者はこのレベルを恰も省エネルギー性能が高いと錯覚するように消費者を欺き営業活動してきました。
この低レベルの性能はUa値が0.87で、アルミサッシにペアガラス、断熱材もグラスウール10kでもクリアできます。それくらい最低な性能。これでもフラット35の金利優遇対象となるフラット35Sの借り入れも使えます。
これらは国が決めた政策ですが、これでは2050年に脱炭素社会をと菅総理が打ち出した政策に追いつくはずもありません。
そうなのにまたとんでもないことが決まりました。

「グリーン住宅ポイント」、これは高い省エネ性能を有する住宅の新築、一定のリフォームや既存住宅の購入等が対象で、省エネ基準に適合する住宅に30万ポイントを発行するということです。
省エネ基準というのは先ほど申しました低水準の省エネ等級なのです。
こんなものに30万ポイントも発行するとは国税を何と思っているのでしょうか?
これでは低水準の家がいつまでたっても無くなりません。というかまだ建てようとすること自体、理解が出来ません。
こんな水準で暖かい家にはなるはずもなく夏場に涼しくもありませんし、結露しまくるし、20年も経てば家中ボロボロに蝕まれてしまっても不思議ではない低性能なのです。
国はどこを見て協議しているのでしょうか?国民の方を見ずにたくさんの献金をしてくれる企業ばかり見ているのではないでしょうか!
もうこのような政策に騙されないよう、消費者がもっと勉強しなくてはなりません。例えばYouTubeでは著名な建築家などがたくさん情報を発信しています(中には間違った情報もありますが)。自宅に居ても簡単に情報が手に入る時代です。

さらに、一部の情報では省エネ等級5や6が制定されるらしいとの情報もあります。
せめてグリーン住宅ポイントを発行するのであればもっと性能の高い住宅にたくさんのポイントを発行し、他の補助金も含めて建築しやすいようにして欲しいものです。
Kino-izmではこんな低性能な住まいは一切建てておりませんしお勧めしません。結露するような住まいをお勧めできるはずがありません。

さて、今日は日曜日、現場も休みです。
が、チェックしたいことがあったので現場に入りました。
王寺町・ゼロエネ住宅・Nb様邸では15日(火)から断熱工事を行います。
大丈夫だとは思いますが念のため外周部分の断熱工事を施す部分の下地補強を確認しておきました。
IMG_5770-1_600.jpg

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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