見えないところこそ丁寧に

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
昼間は昨日より少し気温も高くなりましたね。といっても先ほど外気温は1℃でした。

さて今日は午前中、売り出し中の中古住宅の購入を検討中のお客様より「木野さん、検討している物件があるんです、リフォームして暮らせるものかどうか見ていただけませんか!」と依頼され、その住まいを隅々まで拝見しました。
今でも多くの工務店や建売会社が採用しているLIXILのデュオPGというとても性能の低いサッシが使われており、どの部屋も窓際や壁まで結露のオンパレード。
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壁にもこのようなひび割れがあちらこちらで多数、おそらく大工の仕事である下地の貼り方がお粗末だったのかなと思います。
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外部もエアコンを据えた後、コンクリートを施工したのでしょうけど、室外機の下はコンクリートがありません。
もうちょっとやり方あるんじゃないのかな!、あー、悲しい(T_T)
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「是非購入することをお勧めします」とは言えなかったですが一応、断熱改修を主とする改装工事の見積もりの依頼がありました。

さて、午後は先日の構造見学会にお越しいただくことの出来なかったご家族にご来場いただき、見学していただきました。
「この拘りぬいた工事中の住まいを見て、早く家を建てたいと強く思いました。」とうれしいコメントを残して下さいました。
良い土地が早く見つかりますように、私もお手伝いしたいと思ったのです。。。。。

で、その現場、24時間計画換気システムのダクトを床下から2階へ上げるために床材を開口しダクトを引き上げています。
基礎断熱なので外周部で気密を確保しているのでこの隙間をあまり気にされない工務店も多いですが、基礎断熱の場合、換気システムを計算通りに運転させるためにはこういう小さな穴もしっかりと塞いでやることによりショートサーキットを起こさなくなります。ショートサーキットが起こるとその場所で空気の正しい循環が邪魔され、計画通りの運転ができません。
壁で覆ってしまうと見えなくなる部分ですが、このように細かな作業を行ってより良い家づくりを行っています。
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また、一般的に水回りの床材に採用されるCFシート(クッションフロア)ですが、Kino-izmではそのような劣化の早いシートは使いません。
採用しているのは公共のパブリックスペースや病院などで使われている長尺シートと呼ばれる表面が硬く傷に強いシートです。
自宅建築した際、CFシートを使いましたがガラケーを落としただけで裂傷傷が出来たり、洗面所でブラシを落としただけで打痕傷が出来てしまったりという経験をして、ワックスも必要なくて長持ちするのでこのシートを採用することとしました。
知らないままお勧めしていたオーナー様には本当に申し訳無いなと思っています。
200211-5.jpg
仕上がってしまえば見ただけではその違いがよくわかりません。
でもね、こういうところこそ少しでも長持ちするものを使うべきだと思います。

見えないところこそ丁寧に家づくりを行いたいですね。

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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