気密測定の結果は?

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
もうすぐ日付が変わるという時間。。。
台風ナムセーウンが温帯低気圧になったようです。
大きな台風にならなくてよかったですね!

さて、今日は奈良市・Nc様邸で気密測定を行いました。
測定の前に、小屋裏部分の断熱&気密の処理を行います。
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隙間があると想定できる部分は全て現場発泡ウレタンやコーキングで詰め尽くします。。。
わずかな小さい隙間でもこれから長い年月、この家で住むことを考えると温熱環境(省エネ)にもマイナスですし、躯体を良質な状態で維持するにもマイナスとなります。
なのでシッカリとここは作業を行います。
良くあることですが・・・ただ単に知識があり、施工技術があるというだけで気密測定を省略される工務店があります。
そんな工務店ほど、過ちを起こしやすいですね。
自社の施工技術が良いと判っていても念のために気密測定を行い、現場ごとに測定値を公開すると同時に施工が間違っていないかを確認するのが本来の高気密高断熱を手掛ける工務店の姿だと思います。
ウレタンの断熱工事の養生と本作業、そして片づけを行っていると3名の手慣れた職人がフルに稼働しても日没まで間に合いません。
今回も日が暮れてからの気密測定となりました。
L1180099-1_600.jpg

測定値も最初は0.5cm2/m2と期待していた数値が測定できなかったので、2回目に測定機械を動かしながら空気の漏れが無いかどうかを3名で家中探しました。
想定外のところに隙間が見つかり、そこをしっかりとコーキング処理を行って3度目の測定を行いました。
これも経験値で測定していなかったらこの隙間を見つけることが出来ないまま、工事が完了していたでしょう。
そうするとおそらく結露が発生していたに違いありません。
ん、ここでもシッカリと施工状態を確認することが出来ました。
やはり各現場での測定は必須なのです。。。

で、測定の結果は???
「相当隙間面積:C=0.3cm2/m2」
Kino-izmの住まいでは3~4番目くらいの高性能です。
総相当隙間面積という欄をご覧ください。
45cm2と記されていますがこの数値は、この住まいの外部と接する部分の面積のうち隙間が45㎝2あるということです。
どれくらいの面積かというと、官製はがきの半分くらいというと解りやすいでしょうか。
隙間が少ないと冷暖房効率が上がるとともに、計画換気も行いやすく、快適に過ごすことが出来ます。
外気と室内の空気がぶつかるところが無いに等しいので壁体内で結露も起きず、躯体(構造体)を腐朽することもありません。
即ち、長年頑丈な状態で構造を維持出来るということです。
中々ご理解いただくにはこのブログの私の説明では難しいですが、この現実を解って欲しいです。
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さて、橿原市・Wa様邸では内装の建具を取り付け養生のシートを取り除きました。
明日は美装工事です。
間もなく完成ナノダ!
施主様のWa様も現場にお越しくださってましたヨ!
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さてさて、今日はもう一つ嬉しいお話がありました。
築8年目をむかえています外断熱のKino-izmの住まいのオーナーさま、Y様より嬉しいお知らせを頂きましたのでご披露させていただきます。
「この家、めっちゃ涼しいな。こんなんやったら全然クーラーいらんやん。」と言ってくれました。
嬉しくて外断熱の説明しちゃいました
今年の夏も昼間は一回もクーラー付けずで過ごせました。
夜に子供たちが寝る時に1,2時間つける程度でした
それが普通で8年程経ちます

IMG_3961_600.jpg

8年も前というと、Kino-izmでもまだ高断熱高気密の住まいの実績が少ない時です。
周りから「なんでそんな面倒な手間を掛けて家を建てるのか」と笑われたこともあります。
でも私は自分が勉強したことは間違っていないと自信をもってお会いする人たちに外断熱・ダブル断熱を訴えていました。
それが実績を積み重ねるごとに自信が確信に変わり、施工方法やノウハウを教えて欲しいと聞いてくる同業者もチラホラ。
ん、高断熱・高気密は住宅には必須なのです!!!

Yさま、嬉しいメッセージを頂き、本当に有難うございました。
こういう嬉しいメッセージが励みになります。。。
Yさま、もっとPRしてくださいね~~~(^^)v

ほな、また、、、
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