気密測定物語

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全国1億2千万人のKino-izmファンの皆様
こんばんは☂
奈良県の今日は一日中雨が降っています。
早朝、H26ゼロ・エネルギー化推進事業のTa様邸へ、、、
実績報告書に添付する写真が少し足らず、写真撮影にお邪魔しました。
その後、三郷町・M&H様邸へ、
今日は気密測定の日。
では、その模様をダイジェストで・・・
外断熱のKino-izmの住まいは外部で予め断熱材を張り詰め、開口部との境目は気密テープやコーキングでシッカリと処理をしているので気密は取りやすいです。
完成すると隠れてしまう部分ですが、この部分には惜しみなく手間暇を掛けています。
しかし屋根と壁との境目だけは隙間が出来やすいので、隙間を無くすため必要最小限の現場発泡ウレタン断熱材を吹付けます。
これ以外に在来工法の場合、羽子板ボルトの木材貫通部分やホールダウン金物の周辺が隙間が出来やすいです。
ちょっとピンぼけ(^^;;
L1100766_600.jpg

そして気密測定器を据え、いよいよ測定開始。
測定器のファンを廻し、内部の空気を強制的に外部へ送り出します。
この時、隙間が有ると内部が負圧になりませんが、今回は・・・
L1100741_600.jpg

雨天という事もあり、湿度も高く、養生テープで留めていたフィルムがバリバリと剥がれ出しました。
「おいおい、こりゃ剥がれるかも知れないから押えていないといけないナ!」と言いながらテープを押えながら測定は進みます。
L1100748_600.jpg

床下収納庫の切り込み部分もシッカリと密閉しましたが、
L1100750_600.jpg

測定が進むと内部が負圧になるため、フィルムが膨れてきました。
下の写真でフィルムの膨れ具合が解るでしょうか?
L1100754_600.jpg

結局1回目の測定で、テープが少し剥がれてしまい隙間特性値が予想以上に悪かったので、再度測定をし直しました。
二度目もご覧の通り、フィルムが内側に膨れているのが解るでしょうか?
建物に隙間が有るとその隙間から外気が入ってくるのでこういう現象は起りません。
L1100758_600.jpg

で、測定結果は・・・
C値0.5cm2/m2(厳密に計算すると0.46cm2/m2)という大変気密性能の高い測定結果でした。
L1100763_600.jpg
測定士の小野寺さんは、Kino-izmの現場で安定して0.5cm2/m2というかなり高い性能数値が出ていることに関して、如何に丁寧な施工をしているかということが明確に解ると説明してくれました。

Kino-izmでは、全棟気密測定を行い、それぞれ個々のC値を測定しています。
こうすることで、万一、相当以上の隙間が見つかった場合は、その場で改善し、隙間を少しでも無くすよう施工しています。
完成してからでは修正のきかない部分、そしてこれは快適な住まいを手に入れるには一番大切な作業のひとつなのです。
高断熱と言っていくら性能の良い断熱材を使っても、気密性能が優れていなければ、折角の冷暖房熱を逃がしてしまい、快適な住まいになりませんし、光熱費も高くなります。
快適な住まい=「高断熱+高気密」なのです!!!

ほな、また、、、
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