気密測定は重要だ!

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆

昨日、第208回通常国会が開会しました。本国会には2025年の省エネ基準適合義務化などを盛り込んだ建築物省エネ法の改正法案が提出される方針でしたが夏の参議院選挙を控え会期延長が難しい状況の中、一転して提出を見送られる可能性が高まっているらしいです。

国土交通省が本国会に提出を予定している法案は5つですが建築物省エネ法の改正案は提出するかどうか不確定な「『提出予定』以外の検討中のもの」とされた。国交省はあくまで「現時点では提出する可能性もある」としていますが、事実上見送りとも見受けられるようです。

今後の住宅・建築物の省エネ対策については脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会が昨年8月、とりまとめと合わせ示したロードマップなど既にスケジュールが示されています。
国交省は、本国会で改正法案の提出を見送ったとしても2025年の省エネ基準適合義務化や30年までの基準引き上げなどの施策は、ロードマップ等で示されたスケジュールの通り進めていく考えだということですが、そもそも脱炭素ってこれから将来のことを考えると大変重要なことで当初の予定通りに帳尻を合わせに行くのではなくて前倒しで進めて行かなくてはならないものだと思います。
国交省関係者や代議士のなかでも積極的に活動されている方は居られますが、その一方でそうじゃなくて目先の利害関係を重視する人の方が多いように感じます。
これでいいのか日本は、、、!

さて、オミクロン株の猛威は一向に衰えることなく今日は3万人を超える新規感染者とのこと。
自覚症状がないケースも多いようです、手洗い・消毒などうつらない対策をして不要な外出を控えることも重要、そしてもしかしたらうつっているかもという気持ちで人にうつさない行動を一人一人がとれば収束に向かうと思うのです。

さてさて、、、
今日は橿原市・Sg様邸で気密測定を行いました。
機械を設置する適当な開口部が無いため土間収納の小さなすべり出し窓に機会を据えました。
測定1回目、C値0.24を計測、当然のことですが中々よい数値を記録しました。n値は1.32とこの数値もとても良いとは言えませんがまぁまぁ良い数値(理想は1.20以下)
しかし施工不良個所を探すという意味でもファンを回して室内を負圧にし、隙間を皆で探しました。
玄関ドアの足元や外側収納のドア、大開口のリビング引き違いテラス戸にもわずかに漏気を発見し、その場で簡易ウレタンボンベやシーリング、気密テープなどで処理し、2回目の測定を行うと、C値0.23、n値1.28、しかしそれでも納得出来なくてもう一度ほかに漏気が無いか皆で探しました。
漏気を見つけた箇所を徹底的に封し、3回目の測定をすると、、、C値0.19(表記は0.2)、n値は1.18と理想とする1.20をクリアしました。

住宅業界を見渡すと現在は現場発泡ウレタン断熱が主流です、簡単にそこそこの気密性能を記録する工務店が増えてきました。知識も不要で簡単ですからね。しかし柱と断熱材とは永遠に密着などしません、早ければ数年で躯体に隙間が出来てきて外気と内気との接点が生まれ結露が発生します、そこから躯体は劣化が始まります。
するとカビが発生しダニの温床となりダニの糞がアレルギー反応を起こす原因となるのです。このような住宅を建て続ける建売業者、ビルダーはどこまでこの実情を知っているのでしょうか???知らないことでしょう。

ウレタン断熱でそこそこの性能を表示している業者は多いですが、グラスウール+気密シートという仕様でここまで高い性能を誇る工務店は中々見つけることも難しいです。
手前味噌ですが性能に関しては自負しています!
気密性能は住まいを快適に出来ること、快適だと体調管理がし易くなります、そして冷暖房費が安くなること、結露が少なくなり、住まいを腐朽から守り住まいを長持ちさせてくれます。
良いことばかりなんです。デメリットといえば少しイニシャルコストが掛かることですが長期にわたってこの性能を維持できるのですから光熱費が安くつくことを考慮し15年を超えるとトータルコストは逆転します。
快適に安心して暮らすためにも、気密測定は行って欲しいと思います。
もちろんKino-izmの住まいでは全棟で気密測定を行っています。
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ほな、また、、、
木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ

橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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