気密測定は大変重要です!

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日は橿原市・Ak様邸で確認検査機関の中間検査、およびハウスプラス住宅保証による躯体検査を行いました。
構造に使用する金物、耐力壁の取り付け方、釘のピッチなどを中心にチェックします、もちろん一発合格!
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この後、外壁に断熱材を張って行く工程、そして壁体内にも断熱材を充填する工事に進んで行きます。
断熱工事が完了すると、建物の中は一気に暖かくなるでしょう(^^)

さて、E様邸では気密測定を行いました。
IMG_7486_600.jpg
Kino-izmでは全棟気密測定を行い、何か僅かな問題でも見過ごさず手を加えて少しでも隙間の無い住まいをつくっています。
その理由は・・・やはり断熱効果でしょう。いくら高価な断熱材、ぶ厚い断熱材を採用しても少しでも隙間があるとそこから熱の出入りという空気の動きをつくってしまい、そこに結露が生じます。結露は構造体を濡らし腐れせるとともにカビが発生する原因ともなります。また発生したカビをこのんでダニが湧きダニの死骸や糞が家の中で飛散することで人の身体に入り、アレルギー性疾患を誘発する原因となるのです。
せっかく手に入れたマイホームで病気になるようなことでは楽しく幸せに暮らせないですからネ!
何のためのマイホームなのか本末転倒とならぬように!

で、測定結果は・・・
第一回目(左の表)・・・何とかKino-izmの責任施工最低ラインのC値0.5cm2/m2
最低ラインですが納得いかず、立ち会っている者皆で隙間を探し、隙間があればシーリングで隙間を埋めて再度測定しました。
第二回目(真ん中の表)・・・測定数値は僅かに良くなりC値0.4cm2/m2
ここで気になったのが隙間特性値(n値)赤いラインのところをご覧ください。
一回目・・・1.61、二回目・・・1.65
隙間特性値(n値)は家中にある無数の隙間の中で際立って大きな隙間(穴)があるときにこの数値が大きくなります。
数値の表記は1.0~2.0の間で隙間(穴)が小さい場合は1.0に近づき、大きい場合は2.0に近づきます。
今回の1.6台の数値はKino-izmではありえない数値、こんなにレベルの低い工事はしていないという自負も有、りまたまた皆で探しました。すると、、、原因が判ったのです。
その原因は、トイレの排水パイプの塞いでいたキャップが斜めになって外れていたのです。
原因が判ったので気を取り直して・・・
第三回目・・・C値は満足のいく0.3cm2/m2、さらに隙間特性値(n値)も1.32とまずまずの数値となりました。
L1310240-1_600.jpg
今回の測定で解った事・・・トイレの排水管は完成時には塞がりますので問題は有りませんでした。しかしこれがどこか建物の隅で見えないところで起こっていたと考えると背筋がゾーッとするのです。
高気密高断熱と言いながらそんなに大きな隙間を見逃して工事を完成させてしまっていたら結露で大変なことになっていたと思います。だからそのようなことの無いように毎回測定しているのです!
測定する機械は正直だなと思いました。

ほな、また、、、
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