省エネ基準につて思う?

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
私が少年時代に暮らしていた家は昭和49年に建築された家で断熱材という概念が無く、当然気密性能なんて全くと言うほどなくて冬場は隙間風がピューピュー吹き込み、その通り道にファンヒーターを置くと24時間フル稼働し、灯油があっという間に無くなるような住まいでした。もちろん窓や腰壁は結露でずぶ濡れと言ってもいいほど。
しかしそこで育った私はそれが当たり前で、カビが発生しても何とも感じませんでした。

大人になり、住宅の仕事をするようになってからも私の知識の中では結露なんて当然と思っていましたが、グラスウールと言う断熱材が一般的になり、その断熱材が壁の中でカビに侵され落下している現実を見て「これではいけない」と感じたのが2001年頃だったと思います。
それから断熱について勉強していくうちに断熱だけではなく、気密性能も大切だという事を知り、建築基準法では定められていない断熱性能に積極的に目を向けました。

元々省エネ基準といわれるものはいくつかあり、一番良く耳にするのが次世代省エネ基準ではないでしょうか。
あくまでも基準であり何の強制力もありません。ただ単なる目安で例えば住宅ローンのフラット35の融資を借入する際の優遇措置には多少の効果があるようです。それも快適性では無くて金利優遇というところで、笑

2020年には、ようやく省エネ基準が建築基準法で義務化する動きが出ています。
この省エネ基準も大して高い性能ではなく諸先進国の中では最低でまだまだ他国に後れをとっています。
断熱性能は住む人の快適性、省エネ性を満たすもので決して最低限の基準内であるからOKと言う事ではないという事を忘れてはいけません。
最近では各ビルダー、ハウスメーカーが揃って高断熱・高気密と謳い出しています。
しかしその性能もまちまちで高断熱の基準、高気密の基準も法整備されていないというのが現実。
んー、外皮性能(UA値)や熱損失係数(Q値)などと言われる省エネ性能ですが折角良い家づくりをしていても比較する目安が無い、各社が自社の性能値を公表してくれれば自ずと性能の差が比較できるのですが、、、BELSという共通のラベル表示はありますが、BELSを知らない業者もまだまだ多いようです。論外カナ?
もう一つ語るとすれば数値は比較出来ても施工精度はどうなのか?ってところももちろん大切です!
これ以上語っても何を言っているのか解らなくなって来るので、今日はこれくらいにしとこーっと爆

写真は来月着工のAk様邸
10数区画の開発団地ですが既に3件ほど、着工されていました。
L1290376_600.jpg

ほな、また、、、

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