外皮性能は大切です!

| コメント(0)

全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☁
今日は久しぶりに雨が降りました。。。
現場に影響するのであまり降って欲しくは有りませんがこれから田植えという農家の方も多いでしょうし、そういう意味では農家の方にとっては「良し!」でしょうね。

さて、いつも訴えている事なのですが今日も書いてみます。

エネルギーの自給率は先進諸国の中でも日本は非常に低いのです。
具体的には下記の通り、
1位:ノルウェー600%超
2位:オーストラリア200%超
8位:アメリカ85%
15位:フランス53%
20位:ドイツ40%
30位:韓国18%
に対して、日本は33位でわずか6%(T_T)/
jikyuritu2012.jpg

※経済産業省のホームページ参照
一次エネルギーとは・・・エネルギーのうち、加工する前の、自然界に存在するもの。内訳は石炭、原油、天然ガス、太陽光・地熱などの再生可能エネルギー、原子力、水力を指します。
日本では原子力発電の反対運動があり(現政権は再稼働推進)、将来は化石燃料の依存度が高くなると思われ電気料金の高騰は目に見えています。
このようなことから住宅の省エネ化は必須で避けて通れない状況なのです。
ま、2020年にはようやく省エネ基準が建築基準法で義務化されることが決定していますがこの基準もユルユルです。

では、住宅の省エネ化とは・・・
外壁、屋根、窓(サッシ)といった住宅の「外皮性能」の向上
夏の冷房、冬の暖房、給湯といった設備と生活する事に伴う「一次消費エネルギー」の削減を考慮という2点が主眼。
「外皮性能」に関しては、断熱材の性能と厚み、および気密、そして開口部であるサッシの性能に尽きる。
「一次消費エネルギー」とは、優れた「外皮性能」が確保された住宅において、いかに電気使用量を抑えた(特に冬場の暖房!)エネルギー利用計画ができるかということなのです。

東大准教授の前先生が調査されたデータで、この5年間に建てられた新築住宅に関する満足度調査では、間取りや耐震、明るさは概ね満足という結果に対し、室内温熱環境や省エネ性能に関しては、建築の計画時、企画・設計段階と比べ、満足度が非常に低いということが明らかになっています。
最新型の節水便器やLED照明は、実はそれほど省エネに貢献していないということなのです。
むしろ快適な居住空間になる温熱環境を手に入れる為には優れた外皮性能(断熱性能+気密性能)が欠かせないということなのです。
このような結果が明らかになっていても、ローコストで大量に性能の低い家が次々に建てられているのを見ていると、明るい将来が見えません。
ここは我々建てる側がもっと性能の高い住まいを啓蒙(おこがましいですが・汗)しないといけないと思います。

で、現場は・・・
昨日は水曜日、朝一からK様の土地取引立会いが有ったのですが、急遽I様のおばあちゃんがデッキ造作の寸法測りに来てほしいと連絡が有ったので行ってまいりました。
まだまだ犬走りがシッカリとしているので鋼製束を利用し、デッキをつくろうかなと考えています。
L1200640_600.jpg

大和高田市・ゼロエネ住宅・Ha様邸は...
内装工事も中盤を過ぎました、あと3日程っていうところでしょうか。
明後日には足場も撤去します。
L1200671_600.jpg

その他、外部改修工事中のS様邸も屋根工事がもう少し、宇陀市・Nm様邸の長期優良住宅認定ももうすぐ下りると思われ、着工準備中です(^^)v

ほな、また、、、

↓「Best of houzz2017」獲得

Houzzに登録中の橿原市, 奈良県, JPの木野芳弘

人気ブログランキングへ

コメントする

〈 前の記事トップページ次の記事 〉

カテゴリ

バックナンバー

奈良の外断熱注文住宅 有限会社キノハウジング このページ先頭へ