家の燃費は・・・?

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆

奈良市・Nc様邸、
昨日に引き続き、今日は下地パテの2工程目
昨日のブログ写真と比較していただくとよくわかると思いますが、下地パテは決して1回ではありません。
まぁ、ローコストと呼ばれる住宅は1回で済ますところもあるといいます。
見えないところでコストを下げるのが一番効率がいいですから・・・
でもKino-izmはこういうところこそ、コツコツと丁寧に仕上げて行きたい。
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さて、今日は住まいの省エネについて、、、
初めて住宅を建てようと思ったとき、ほとんどの人は住宅メーカーのホームページを見たり住宅展示場に行くという行動からスタートされるようです。
しかし住宅展示場で見る住宅メーカーの家は非常に高いということが判ると、地元の工務店や不動産会社が主体の建売に変更していく方も多いようです。
でもどのような指標で人は住宅を選んでいるのでしょうか?
デザイン、価格、メーカーの信頼度等、、、そのような中でどの住宅メーカーが良いのかを検討して行くと、複数のメーカーの性能比較が必要不可欠となります。
中でも耐震性能と省エネ、断熱性能に関しては各社「我が社が一番優れている」といったパンフレットや営業トークが多く聞けば聞くほど、どこの会社が高性能なのかが、購入者側からは分からなくなってくるというのが現状です。

この現状を自動車業界に置き換えてみると、リッター何キロかわからない状態でカタログと営業トークで低燃費かどうかを購入者が判断することと同じです。自動車業界は燃費というひとつの指標を設け、同じ条件で走行した場合の燃費性能を表示しています。
結果として購入者は本当に欲しい低燃費の車を選ぶ為の基準になるわけです。

しかし自動車の10倍以上の価格の住宅購入の際に、購入者のための公平な燃費表示が存在しないという事が実情です。
まだ余り知られていない事実ですが家の断熱性能と健康には深いかかわりがあり、しかるべき断熱性能の暖かい家に住むことで住まい手が健康になるという研究結果が出ています。
室内の温度むらの少ない暖かい家に住むことで、一世帯あたり27,000円、国家負担分で考えると一世帯あたり59,000円の医療費の削減につながるという研究結果もあります。しかしこれには住宅の高断熱化(すなわち省エネ化)による燃料費の削減分は含まれていないため、実質的な節約金額はこれを大きく上回ります。ここでいう暖かい家と健康の相関性は、現在の住宅メーカーの標準レベルである「次世代省エネ基準」という17年前の基準程度ではまだまだ小さく、それを更に上回る「トップランナー基準」レベルを超えた断熱性能の家で顕著になります(ちなみにEUの省エネ義務基準は日本のトップランナー基準すら大幅に上回ります)。

今現在、人口1億2000万人のうち、約1億人は冬の間暖かい生活ができていないと言われるほど、日本人は世界的に見ても珍しいほど寒さを我慢して暮らしている国民であり、その犠牲の上に現在の家庭のエネルギー消費量の統計があることを忘れてはなりません。
東日本大震災の後、自然エネルギーへのシフトが叫ばれるようになりましたが、基本はなんといってもこれまでのエネルギーの浪費を止めること、すなわち省エネです。しかも本当に必要なのはこれまでのような「我慢の省エネ」ではなく、断熱やパッシブデザインといった「建物の躯体強化」による「健康になれる省エネ」なのです。
省エネ性能や建物内の温熱性能が一目瞭然となれば、購入者側から住宅メーカーに対して、「省エネ性能が高い住宅を選びたい」「同じ省エネ効果ならば太陽光発電よりも断熱強化を選びたい」などという判断基準・意思表示ができます。
これらのことからKino-izmでも住宅購入を予定される一人でも多くの方にこの省エネ&燃費を知っていただき、住宅会社選びのひとつの指標とできるよう表示して行きたいと考え、今後関わる住宅に関しては全ての住宅で建物燃費を明記し、自分の家が実際にどれほどの性能なのかを解るよう、そして比較できるよう明確にご提案して行きます。
近日中に専門のソフトを導入の予定です。

乞うご期待!

ほな、また、、、
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