構造計算に掛かります

| コメント(0)

全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
Kino-izmでは特に何も申し出が無かったとしても長期優良住宅の認定を取得しています。
さらに耐震等級はすべて最高等級の3を取得しています。
たとえコストを下げることが出来るとしても、施主様からの依頼があっても耐震等級3未満の構造ではお引き受けできません。

阪神大震災をはじめ、大きな地震を経験する度に、今の構造では倒壊してしまうかも知れないという不安に駆られ、どのようにすれば耐震性を引き上げることが出来るのかということを考えてきました。
そんな中で木造建築の建築基準法では省略されている4号特例をそのまま鵜呑みにするのではなく、より一層耐震性を高めることに注力してきました。

ではどのようにすれば良いのか・・・?
現行では構造計算が一番理想的で木造の場合、許容応力度計算というものを行います。
許容応力度計算とは?
建築物にかかる固定荷重や積載荷重に地震力などの長期荷重、及び短期荷重を想定して応力(部材等の内部に生じる抵抗力のこと)を算出し、それぞれの部材がそこにかかる応力に耐えられるかどうかを許容応力度(限界点)と比較するというもの。
簡単に言うと、設計された木造建築物の重量を計算し、重力をはじめ地震の際の横からの加重など柱一本一本に重力や加重が掛かった時にどれくらい耐えることが出来るかを科学的に計算します。これは柱だけではなく梁もそのようにして計算します。
こうして計算された結果、定められた耐震等級に達しているかを求めていくのですが、驚いたことにこの構造計算、建築業者の97%は行っていないといわれています。
これは何故かというと、何といっても耐震性に関して未だに興味のない工務店・・・これは論外でしょう、さらにはそれだけのコストを掛けない(かけることが出来ないローコスト住宅)工務店もたくさんあります。
それ以前に国の基準が緩すぎるということが最大の問題ということは間違いないでしょう。

写真はN様邸、チェック時のもの。
これから構造計算に掛かります(^^)v
IMG_1401-1_600.jpg

現場状況は・・・
橿原市・Wa様邸
キッチンを据え付けました。
L1170779-1_600.jpg

ほな、また、、、

人気ブログランキングへ

コメントする

〈 前の記事トップページ次の記事 〉

カテゴリ

バックナンバー

奈良の外断熱注文住宅 有限会社キノハウジング このページ先頭へ