関西No.1

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
春ですねぇ~♪
今日は朝から橿原市・Ks様邸で気密測定を行いました。
気密測定というのは建物の床・壁・屋根という外気に面する部分にどれだけの隙間があるのかを測定する事を言います。
隙間があるとその部分から外気が流入したり、内気が流出します。
それの何がいけないのか?というと、折角断熱材を敷き詰め、夏も冬も室内を空調機器で快適な室温にしたいと思っても隙間があることで外気と内気が出入りしてしまい、室温の調整が出来なくなります。エアコンが常にフル回転している状態、ご覧になられたことございませんか?
さらに、隙間の周辺で温度の違う外気と内気がぶつかり、結露が生じます。
この結露が厄介者で、窓ガラスに付着した結露はタオルで拭き取ればそれで良いかも知れませんが壁体内で発生した結露は簡単には発見できません。
5年、10年とその状態が繰り返されることによって壁体内の結露の周りではカビが発生し、ダニの温床となります。
そしてダニの糞や死骸が埃とともに室内を浮遊し人の呼吸器に侵入することでアレルギー性疾患を発病してしまうこともあるのです。
結露は人の身体に影響を及ぼすだけでなく、建物も腐らせてしまい、大きな地震によっては倒壊の原因ともなる可能性があります。
知らず知らずの間にこのような事にならないよう、毎回、例え自信をもって優れた技術で施工していても気密測定を実施し、躯体に隙間がないかどうかの判定をしています。
隙間が少なくなることで建物が腐朽していくことからも守れるし住んでる人の身体にも悪影響がありません。
さらに換気システムによる計画的な換気がシッカリと行えるため、家の隅々で汚れた空気が澱むことも無くなります。

今回は一度目の判定でC値0.4cm2/m2という優れた数値を記録しましたが隙間特性値が1.66と少し高かったので隙間の想定できる箇所を確認し、玄関土間と外周部の接点で気密パッキンの隙間を発見しました。
その部分にシーリングを施し、再度測定したところ0.3cm2/m2という素晴らしい数値を記録しました。
測定に立ち会っていただいたジューテックの大阪営業所・高田所長が
「関西全域で調査に携わっているが、毎回コンスタントにこれほどの素晴らしい数値を計測できるところはないだろう、関西ではNo.1じゃないか!」
とお墨付きを頂きました。
最近測定した30棟の中でも群を抜いていると嬉しそうにお褒めの声を頂き、私も大変嬉しかった。
L1260200-1_600.jpg

下の写真をご覧ください。
赤い線で表している数値が気密測定値(C値)
青い線が総相当隙間面積、44cm2は建物全体で点のような隙間をすべて集めても7cm角の正方形よりもまだ小さい大きさしか無いということです。名刺1枚よりも小さいんですよ!
L1260203-1_600.jpg

気密は建物にとっても人の身体にとっても大変重要な役目を担っています。
これを蔑ろに家づくりをすることは考えられません。
皆様も家づくりの際は、気密について少し耳を傾けて下さい。そしてご自身で調べて下さい。

ほな、また、、、

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