ほんとうにZEH基準で良いの?

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆

脱炭素を背景に、住宅・建築物の省エネ対策が一気に加速していることに合わせ、最高ランクの断熱等性能等級(断熱等級)7へ対応する住宅会社の動きが活発化しています。2022年4月から、住宅性能表示制度の断熱等級において、ZEH水準に相当する断熱等級5が新設され運用が開始されました。
また、2022年10月からHEAT20のG2、G3グレードに相当する断熱等級6、7も創設されています。
2年後の2025年4月にはすべての住宅・建築物へ省エネ基準をZEH水準に引き上げて適合が義務付けられることになっています。
これらの動きから、「ZEH基準が標準です」とか「HEAT20・G2グレードです」というようなPRが増えてきました。
(HEAT20に関しては、誤った理解をしている実務者がほとんどなので相談する際も注意が必要です。)

しかし、これらをクリアしたからと言って、必ずしも快適に暮らせるわけではありません。
弊社もよくUa値を表示します。もちろんZEH基準よりははるかに性能は高いです・・・が、これはあくまでも指標であってUa値が高いから快適だというわけではありません。
かといって、性能が低ければその低い性能をカバーするだけの機械設備がないことには、それこそ快適な住まいにはなりません。
結局のところ、最低限の性能を担保したうえで、夏の日射遮蔽と冬の日射取得、そして通風と換気計画もセットで考えなくてはなりません。もちろんプランニングが最重要項目です。
数値で表す性能は最低でもG2グレードを余裕で上回るUa値にして0.40くらいにしたいものです。
ZEH基準と呼ばれる性能は私たちが活動しています奈良県(6地域)では0.60相当ですが、これでは設備に頼らなければ暑くて底冷えのする寒い家にしかなりません。
このようなことも工務店の言いなりにならず自分で調べ勉強されることをお勧めします。

さて、現場日記です。
橿原市・As様邸、和室の造作がようやく完了しました。
ご神前がありその造作罪の調達に手間取っていました、汗
その甲斐あって、非常にシンプルに綺麗に納めることができました。
IMG_3905_600.jpg

明日は日曜日、午前中はプランの打ち合わせです。

ほな、また、、、
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