業者都合の規格品

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆

今日は業者の都合で規格品を多用して作りだされる量産品について、、、
タイトル通り、何を言いたいのかというと、昨今、住宅産業とまで言われるほど一つの産業と化している住宅業界。
ここには業者の都合で如何に同じものを使って作りやすくし、工程を省略して利益を増やすかという本音が見え隠れする部分です。
建材メーカーもその目的に沿った商品をつくり出し、建築業者に供給しているのです。
Kino-izmでも全部ではありませんが、そのような商品を少なからず使わせていただいています。
でもね!
何から何まで規格品を使う住宅を供給する業者が注文住宅なんていうカテゴリーに属して欲しくないのです。
これはどう見ても規格住宅でしかありません。
それなのに「注文住宅」とか場合によっては「自由設計」と謳っている業者もあります。
ほとんどが不動産屋から波及した分譲住宅業者、そういう業者が注文住宅と言いながら規格品(既製品)を使って建てた家が果たして50年先、70年先に存在しているでしょうか?!そこに住む住人が愛着をもって暮らしているでしょうか?!
私はNOと思います。
注文住宅と言いながら仕上げ材や採用する部材、コンセント位置やレイアウトなどすべてを着工前にテーブルの上で決めさせたものを建てたところで家づくりの熱い想いが詰まった住まいになるとは到底思えません。
やはり、一から考え、一つ一つの工程で業者と施主様とが一緒になって考え、工夫して二人三脚で作り上げていくものこそが本当の注文住宅だと思うし、そこに関わる大工もただ単に、揃えられた部材を釘やネジで固定して作業を進めるだけのものではなく、一緒になって頭を使い、考え、工夫や提案をし、自分自身の持っている腕(技術)を思う存分に見せながら(使いながら)建てて行ってこそ真の注文住宅だと思うのです。
そうして創り上げられた住まいのほうが、その住まいに対する愛着や想いも強く、大切にして暮らしていけるのではないかとも思うのです。
どうでしょうか?私の考え、間違っているでしょうか?!

さて、今日は拙宅に水素水整水器のメンテナンスでメーカーの方にお越しいただきました。
その第一声、「ご主人さんは建築家とか設計の仕事をされているのですか?」と。
私の家を見てそう思われたようです。
嬉しかったナ!
私の家は本当の完全自由設計の注文住宅ですから!!!

こちらの写真も本当の完全自由設計の注文住宅です。
玄関脇にはシューズクロークに入る扉があります。
N85_1274a_600.jpg
帰宅すると家族はシューズクロークを通り、ホールに上がる動線、そこには洗面所を通ってキッチンに通じる設計もしました。
N85_1280a_600.jpg

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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