C値も大切ですがn値も重視しよう

| コメント(0)

全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日は橿原市・H様邸で気密測定を行いました。
今回も施主様(奥様)に立会っていただいての測定でした。
1回目の測定でC値0.17(表記は小数点第二位を四捨五入するので0.2)、n値も1.22と施工精度が高いと判断できる数値。
玄関ドアの建付けに少し問題があり(完成時に調整します)、可能な範囲で調整しました。
IMG_7399-1_600.jpg

測定士さんが、「念のためもう一回測定しましょうか」ということで、再度測定したところ、C値は変わらず・・・、ですがn値が1.16と私が目標としている1.20を上回りました。
この測定結果は気密施工をする大工のとても優秀な施工精度がハッキリと現れます。

隙間特性値(n値)というのは、1~2の間で評価され、1.0に近ければ小さな隙間が散在しており、2.0に近いほど大きな隙間が存在している状態であることを示しています。
例えば総相当隙間面積(αA値)が20cm2の隙間の場合、2cm2の隙間×10個でも1cm2×20個でも0.2cm2×100個でも全ての隙間を集めると数値上は同じです。
でも実際には、0.2cm2の隙間や2cm2の隙間があると計画換気が計算通りに出来なかったり冷暖房にも影響があるなど、色々な問題が表面化します。
こうした隙間の状況を把握できるのが、隙間特性値(n値)なのです。
個々の隙間が極めて小さい場合は1に近づきます。
逆に大きな穴(隙間)があると2に近づきます。
n値が大きい数値の場合はどこかに穴の塞ぎ忘れや施工ミスがある可能性が高いと判断出来るのです。

C値ばかりに目を向ける工務店が多いですが、実はC値よりもn値の方が大切なんじゃないかなと思います。
あ、でもn値重視と言ってもC値0.5を上回ることが必須と考えます。
IMG_7402_800.jpg

明日は、広陵町で新しいプロジェクトの近隣挨拶にお伺いします。
草刈りもキレイに完了しました。
IMG_7407_600.jpg
ほな、また、、、

木野芳弘の後悔しない注文住宅ブログ
ホームページ
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家kinoizm

コメントする

〈 前の記事トップページ次の記事 〉

カテゴリ

バックナンバー

奈良の外断熱注文住宅 有限会社キノハウジング このページ先頭へ