大和の家・Tr様邸 の最近のブログ記事

結露のない住まいを

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日は結露について、、、
空気が気体として保有できる水分の量は温度が高いほど多く、温度が低くなれば空気中に持てなくなった水分が水滴となります。
この水滴が外気との境界線である窓・サッシや外壁の裏側に付着し結露となります。
数十年前の住まいは断熱材も無く、風通しが良く開放的で気密性が低いものでした。
そのため、結露の発生など皆無に等しく、結露が問題とされることもありませんでした。
しかし近年、中途半端に家の性能が高くなり、室内の空気の循環が悪くなり、換気の出来ない(しない)家では結露が発生しやすくなってきたのです。
特に冬場は暖房するため、外気との温度差が大きくなります。さらに暖房熱を逃がさなくしようとして締め切ってしまいます。
その環境下で生活し、生活熱・料理熱などの水蒸気を作り出すのですからなおさら湿度が高くなり、結露も増えるのです。
このようにして作られた結露は表面結露(窓・サッシという見えるところ)と内部結露(壁体内の見えないところにできるもの)とに分類されます。
表面結露はタオルで拭き取ればいいでしょう。毎日の日課とされている方も多いことだと思います。
しかし、内部結露はどうでしょうか?
空気は温かい方から冷たい方向へ移動する特性があります。
冬場は家の中から外へと移動するため、押入や外壁に沿って置かれたタンスの裏、壁の中に有ろう断熱材の外側が低い温度になりやすく結露が発生しているということが非常に多いです。しかしこれらは確認できないものですから知らない間に壁体内、押入の中などが結露で濡れてしまい、カビが発生し、それらが躯体などを腐らせる原因となります。
また、ダニの温床ともなります。カビやダニは過敏な人には呼吸器系の疾患を起こす場合があり、健康被害ともなります。
本当に良い住まいとは、ただ単にデザインや間取り、使っている設備や材料が良いだけではなくて、結露の発生しない断熱・気密性能の高い住まいであること、そして発生した湿気を結露になる前に住まいから外へ出す換気が必要なのです。
これらのことを「工務店がどの程度理解しているか」によってそこに住む家族の健康に影響を及ぼすのです。
断熱・気密そして換気は家づくりでは最も大切な項目のひとつなのです!!!

さて、現場は、、、
橿原市・Tr様邸、大工工事も大詰め、、、
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宇陀市・Ha様邸は基礎工事のド真ん中、ベースコンクリートの打設を行いました。
コンクリートを流し込んだ後も、コンクリートが固まり始めるころにこのように鏝で抑えて均して行きます。
何度も何度も丁寧に、、、根気の要る作業です。
寒い中、本当にご苦労様です(^^)v
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さて今日はもう少し・・・
磯城郡田原本町八尾(通称小林住宅)の住宅地内で古家付きの土地を買取しました。
明日からの解体工事に備え、近隣挨拶も済ませました。ちょうど自治会の班長さんもお会いできました。
まだ販売価格は決めていませんが、ご興味のある方、居られましたらホームページよりお問い合わせください。
売主なので仲介手数料は不要ですよ!
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で、近隣挨拶を済ませた後、奈良市へ。。。
Kino-izmの住まいを手に入れたいと仰ってられるK様の土地探しのご相談です。
「興味のある土地があるので見て欲しい」というものです。
私なりの所見を先ほどメールにて回答しておきました(^^;
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ほな、また、、、

橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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施主様は検査官

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
2020年に省エネ基準が建築基準法に組み込まれるとのことでしたが昨年末に実質見送りの方向で進みそうです。
いや、省エネ法は結局のところ将来も基準法に組み込まれないのかも知れません。
欧米では随分と住宅建築に関しては法整備され、室温18℃以下になる性能では建築確認が受理されないなどそれなりの基準が国々であります。
でも悲しいですが日本という国家は国の中枢とハウスメーカーという工業製品を売る企業との癒着が強く、中々国民の方に目を向けてくれません。
これは過去、現在だけに限らず、将来もこのままのような気がしてなりません。
だから、という訳ではございませんが、自分の身は自分で守らなければ、、、
自動車社会は国内メーカーだけでなく主要先進国からの輸入もあり、世界的にその性能を競っています。
この競争があってこそ、性能も高くなり安全性も高くなるのです。
自動車による事故で亡くなられる人の数が年々減少しているのも当然のことでしょう。
住宅も性能を競い合ってそれぞれが高い性能の住まいを提供するようになり、地震の際の倒壊を防ぐとともに、家の中でヒートショックによる死亡事故や救急搬送の数が減少していく...こんな風にならないかな~~~と思います。
たとえ国が何もしてくれなくてもKino-izmは積極的に性能の高い住まいを建てて僅かの人でもいいので安心して暮らしてもらえるような家づくりをしていきます!!!

さて、今日はHa様邸で施主による基礎配筋検査を行いました。
施主のHa様は瑕疵担保責任保険検査法人の現場検査官を長年務めておられ、Kino-izmの住まいもたくさん検査していただいています。
もちろんKino-izmの住まいだけでなく県内の所轄拠点の長も務められた方なので他社の現場もたくさん見て来られたうえで、自分自身の住まいはKino-izmに任せようと御用命下さいました。これは本当に名誉なことだと思う!
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で、その検査、検査時間は約90分、隅から隅までチェックし、少しながら指摘事項もあり、その場で修正しました。
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色々と勉強になることを教えて下さり、寒い日でしたがあっという間に時間が過ぎたのです。。。
これで週明けの検査機関の検査も一発合格間違いありません!

さて、地元橿原市・Tr様邸、内部造作工事も進んでいますが、オーダーしている階段が中々入ってきません。
建材メーカーの規格品であればさほど時間も要しませんがそこは完全自由設計のKino-izmの住まい、規格品では味気ないですから、、、
もう少し待たないといけないようです。
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3月20日の引き渡しを目標に、職人たちとロスのないように時間を有効に使って仕上げて行きたいです。

ほな、また、、、

橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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現場日誌

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日も現場を4件ハシゴ、そして計画中の敷地調査と一日中外出しておりました。。。
先ずTr様邸、内部では大工工事がフル回転、3月20日の引き渡しを目指して、頑張っていますがオーダーしている階段の納期が少し遅れ気味、、、
これでは階段周辺の造作が出来ません(T_T)
一般の工務店やビルダーは階段なんて既製品を使いオーダーしないと聞きますが、せっかく完全自由設計の注文住宅です、無垢フローリングに合わせた階段板が絶対良いですから!
外部では外壁工事、こちらは今日で張り終えます。
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E様邸はいよいよ引き渡し、あとは細かな残工事、そして明日から外構周りの工事にも取り掛かります。
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Ak様邸では内装工事真っ只中!
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施主様がネット注文されていたリビングに取り付けるモノが到着しました。
実は一度配達に来て誰も居ないと思って帰ったらしい(玄関も窓もがら空きなのに・・・)、内装工事の職人さんが脚立の上におり手が離せなくて「少し待ってください」と家の中から叫んだのですが聞こえなかったのか?1分もしない間に居なくなりました。おそるべし西濃運輸(良くあるんです、結構勝手ですから)、それを聞いて急いでセンターに問い合わせを行い、再度配達していただきました。お詫びの一言もない不愛想な西濃運輸!
ま、無事に受け取れたので良かったデス。明後日早朝より取り付けます!

次は建て替え計画のT様のお宅へ、
敷地の調査と旧建物の解体工事見積りに解体業者さん同行でお伺いしました。
静かな住宅地、そして日当たりの良い角地、新しい住まいが建つイメージを想像し、夢が膨らみます。
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で、最後は外装改装工事中のM様邸へ、
今日は外壁の高圧洗浄を行いました。
仕上がった屋根の不具合がないかもチェックし帰路へ。。。

今夜はプランニングと積算、お待ちいただいている方々に少しでも早く良いご提案が出来るよう努めます。
以上、業務日誌でした(^^)v

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
2日間ブログ更新が出来ませんでした。
楽しみにして下さっている方々には申し訳ございませんでしたm(_ _)m

昨日の水曜日は2件の方と打合せ、1件の方はプランが確定、早速見積もりに取り掛かりました。
もう1件の方は色々な工務店・ビルダー等のお話をお聞きになられて、「自分たちの一番理想とする家づくりが出来そう」と仰っていただき大変嬉しかったです。
これから敷地の測量を行い、プランニングと進めていきます。

今日は朝からTr様邸で打合せ
先日、現場の進捗状況を目にして、「ニッチが欲しい」と相談がありました。
で、今日は現場でどのくらいのサイズのニッチをどの高さで設置するか?棟梁を交えて現場で確認。
いつものことなのですが、図面だけで打合せを行うハウスメーカーやビルダーが多いことに大変残念です。
工事が進むとともに、当初描いた家づくりが図面では思い付かなかったようなことも、こうして現場を見ると気づいたり希望が出てきたりするのです。
せっかくの自由設計、注文住宅、少しでも思い描いたようにしたいと思うのは全ての方だと思います。
でも、ほとんどのハウスメーカーやビルダーは着工前に図面上で全て決めてしまい、着工すると変更や追加の希望すら応じてもらえないといいます。これで生涯住む家をつくるのはどうかなと思います。
後悔ばかりの家づくりになってしまうこと間違いありません。
このような事にならないように、Kino-izmでは工事中には何度でも現場を見ていただき、追加の希望や出来る限りの変更などをお聞きできるようにしています。
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外装の改装工事中のM様のお宅ではようやく大屋根のコロニアル葺きの工事が完了。
明日から下屋へと移ります。

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そして今日はKino-izmのオーナー様・Nm様がお隣の方をご紹介くださいました。
その内容は、昨年秋の台風後、太陽光工事を行った業者が訪問し、
「屋根の点検をしてあげましょう」ということに。
で、その結果、
「屋根瓦が所々割れているので取り替えないといけない、300万円以上掛かる」と言われてビックリされ、隣に住むNm様に工務店を紹介して欲しいと頼まれたらしいデス。
今日はKino-izmの協力業者の屋根屋さんに点検していただきましたが、「300万円なんてとんでもない話」でした。
屋根はまだまだシッカリしており、確かに一部ではひび割れが確認できましたが太陽光設備を取り外し、屋根の葺き替えなんてするほどのものではありませんでした。
おそらく、色褪せたスチール製の換気棟のペイント、外れている一部のスレートの設置や取り換え、ひび割れにシーリングを施せば大丈夫でしょう。
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皆さんも訪問販売には気を付けましょう♪

明日は、橿原市・E様邸の完了検査、そしてKino-izmのオーナー様のご実家リフォームのご相談、そして家づくりをご指名していただいているM様の建設予定地の敷地調査を行います。

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘
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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
立春、暦の上では今日から春ということのようです。
春一番が吹いたとの気象庁の発表もありましたが、まだまだ寒い日が続くでしょう。
Kino-izmの高気密・高断熱の住まいではオーナーの皆様は快適な毎日を過ごしておられると思います(^^)

さて、今日は橿原市・Tr様邸で気密測定を行いました。
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気密測定は高気密・高断熱には欠かせない測定です。
建物の屋根・壁・床という外気とつながる部分でどのくらいの隙間があるかを測定し、測定結果によっては簡易ウレタンやシーリング材でその隙間を塞ぎ、気密性能を改善します。
測定することで見えない隙間を見つけることができ、それが将来、結露の原因となるヒートブリッジ(熱橋)を抑えることとなり、快適な住空間を維持してくれるのはもちろんのこと、建物の骨組(躯体・柱や土台といった構造材)を腐朽による劣化を防ぎ建物寿命も延ばしてくれるのです。
さらに、気密測定は本来の目的以外でも役に立つことがあります。
今日はこの役に立つ経験をしました。
測定1回目、C値...0.5cm2/m2
Kino-izmが最低目標とする数値をクリアしました。しかし、もう少し良い数値を測定できてもいいのではないかとの思いで隙間を点検。
それは隙間特性値という数値に眼を向けているからなのです。
1回目のn=1.75、この数値の指す意味は「どこかに大きな穴が開いてますよ」という意味。
大工や測定士、断熱工事を請け負っていただいている会社の担当者、私たち計7名で家中探し廻り、施すべきところを塞ぎ、改めて測定開始!
2回目、C値0.5cm2/m2と1回目と変わらず、わずかに隙間特性値が上がりました。
でもおかしい、何故???
納得できず、家中いろいろと探すが見つからず、、、
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そこで、違うところに眼を向けました。
サッシの締め合わせ部分です。
通常サッシは規格品で高気密型の樹脂サッシ、わずかな隙間はあろうとも、さほど大きく影響はしません。
しかし、今回はあまりにも隙間特性値が低かったので通常できる隙間以外のところを探しました。
すると、、、2階の横長の辷り出し窓の本体と窓枠との間に外が見えるほどの隙間を発見しました。
サッシは完成品でメーカー工場から出荷されていますがシッカリとチェックされていなかったようです。
幸い、ねじ回し1本で調整が出来るところだったため胸をなでおろしました。
誰もが気づかないところ、まさかこのようなところで想定外の隙間があったとは・・・と思うと、気密測定をすべての建物で実施していて良かったと思いました。
で、気を取り直して3回目の測定結果は...期待通りのC値0.3cm2/m2という良い数値が測定出来ました。
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このようなところに気づかないで工事を進めている工務店も多いのではないでしょうか。
これは気密測定を行わないと見けることは出来ないでしょう。
改めて、気密測定を実施していて良かったデス!

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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