大改造リノベーション・A様邸 の最近のブログ記事

新しい仕様の採用

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
全面改装工事を行っているA様邸、いよいよ外壁工事に着手しました。
一般的には通期胴縁を取り付けて・・・
こんな感じにね!
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この上にサイディングという窯業系の化粧板を張るところが大半です。
Kino-izmでも従来はそのようにしてきました。

ですが、今回は違います。
サイディングはケイミューやニチハという主要メーカーが取り扱っていますがその板材のデザインのサイクルがとても早く、5年経過すると万一の修理や張替えの際、既に廃盤となっていることも多々あります。
実際、そのような住まいを経験したこともあり、何とかできないものかと色々と考えているところです。
そこで何度か導入を勧めて頂いた軽量モルタルを採用してみようという事になりました。
モルタルというと重量が重いように感じますが、軽量モルタルと言われる通りその重量は16.5kg/m2とサイディングとほとんど変わりません。
しかもサイディングのような継ぎ目も出ませんし、将来のメンテナンスの際にも表面の塗装を塗り替えるだけで良いというところにも気持ちが惹かれました。

通気胴縁の上にはラスを張ります。
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この網目状のところにモルタルを塗り込んで行きます。
モルタルというとひび割れが心配ですが、このモルタルはちょっと違います。
この後の工程はまた後日、このブログでお話ししますネ!

少しでもいいものを見つけたら積極的に取り入れていきたい、Kino-izmはこうして進化し続けたいと考えています。

さてさて、先週の土曜日から始まっています地元橿原市・ゼロエネ住宅・Yu様邸
昨日までの手作業とは違い、今日は重機を搬入して鉄骨の躯体を一気に解体していきました。
直ぐ目と鼻の先で仮住まいされる施主様もこの作業を見て、「長い年月家族が暮らしてきた住まいが無くなっていくのも悲しいものですね」と言いながら、「新しい家が楽しみなんです!」と付け加えてくださいました。
そして、たくさんの方に家づくりの参考にしていただけるよう公開して下さいとご協力して下さることになりました。
例えば、基礎工事の配筋の状況(鉄筋が組み上げられている状況)や、上棟時、構造体、断熱、気密測定など、家づくりには欠かせない重要なそれぞれのポイントで公開させて頂く事としました。
是非、Kino-izmの家づくりをじっくりとご覧になりたいと思われている方はホームページのお問合せ欄からご予約して下さい。
この住まいも新しい設備や仕様を導入します。
Kino-izmの拘りが沢山詰まった世界にたったひとつの家づくりなのです。
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ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☂
台風20号が温帯低気圧になりましたが紀伊半島南部を襲っているようです。
そのせいでしょうか、地元橿原市も強い雨が降り続いています。
台風が温帯低気圧になったからと油断は禁物ですね。
皆さんも十分にご注意ください。

さて、今日はフルリノベーション進行中のA様邸で気密測定を行いました。
リフォームでまさかそこまでしなくても...と言う人も居ましたが、やはりここは、自分たちが新築と同様にシッカリと気密性能を確保し、快適な住まいにするためにも測定は必須と判断しました。
元の床を捲り、断熱材を敷き込み、隙間が無いかのチェックをしながら工事を進めてきました。
壁面も屋根裏面も同様に「どうすれば隙間を塞ぐことが出来るか?」ということをどの工程でも油断せずに検討を重ね、修正をしながら本日の気密測定へと進めてきたのです。
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それは、例えば下の写真のように、玄関ドアの敷居の下部、見落としがちなのですが、測定をすると必ずと言っていい程この部分からの空気の流入があります。
今回もシッカリコーキングを打ち込み、隙間を徹底的に塞ぎました。
それでも、、、僅かな隙間を無くすことがなかなか難しかったです。
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で、最初の測定で期待値以上のC値0.6cm2/m2を測定したのですが、隙間特性値が想像以上に悪かったので所々思い当たるところをチェックし、2度目、3度目と測定しましたが改善せず、逆に測定数値が悪くなってしまいましたがこれは誤差の範囲だろうと立ち会った気密測定士のジェイベック大阪営業所長・高田氏も判断、
排水管を塞いていたテープが外れていた為、そこを再度塞ぎ、最後のチャンスと4回目の測定をしたところ、
測定値はC値0.5cm2/m2と新築でKino-izmが推奨している数値をクリアしました。
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当然のことながらホッと胸をなでおろしました(^^;
新築ではKino-izmの知識と現場の職人たちの技術では簡単にクリアできる数値ですが、リノベーションの場合は少し工程も異なりますし、なかなか難しいものだと感じました。

気密性能は断熱性能と並んで家づくりでは非常に重要です。
中気密とやらを訴えている工務店もありますが、それは知識・技術が無いだけで、言い訳にきれいごとを並べているに過ぎないと思います。
住まいの空気環境をクリーンに保つためにも、そして家の隅々で温度差の無い快適な暮らしを手に入れるためにも、気密性能は非常に重要です。
熱気球を思い出してみてください・・・気球内部の空気をバーナーで熱することで軽くなった空気が気球を持ち上げてくれます、しかし気球に穴が開いていたら・・・浮かないでしょう???
コップに入ったジュースをストローで飲む時を思い題して下さい・・・ストローに穴が開いていたらジュースは飲みにくいですよね???
これらのことが家の中で起こっているのです、せっかくの換気計画も隙間があれば計画通りに機能しません。
冷暖房も同じことです、せっかく暖房をして室温を高めても隙間から温かい空気が外部に逃げてしまったらどうなりますか?逃げた暖気の分だけ外の冷気が家の中に入ってくるので足元がスースーするんですね。冷房期も同じことが起こっていて空調機器がフル稼働を続けることになり光熱費も高くつくことになるでしょう。

まだまだ言いたいこともたくさんありますが、先ずは最低限これらのことを理解して欲しいものです。
家づくりには気密性能はとっても重要なのです!!!!!

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
Kino-izmでは玄関ドアのカギを電子キーにされるお宅が増えてきました。
今日も大改装して築5年のSe様より「玄関キーが電池切れで反応しない、近くのショップなどに行ったけどどこも対応してくれない」とのこと。
困っておられるだろうなと思い、予備に保管していた電池を持って訪問。
簡単に交換でき、改めてキーの設定もせずに済みました。
で、ご褒美にプレミアムモルツもらって帰りましたとさ、チャンチャン(^^)
どうしても電池であればいつかは交換しなくてはいけない時が来ます。
こんな時には即座に駆けつけてあげたいと思うのです。
喜んで下さる顔を見るだけで私は満足なんです。
施主様のお家が近いっていうことはこういう時もお互いに便利です!

さて、こちらの大改装現場、A様邸も着々と進んでいます。
窓の周囲の気密性能が少し弱そうなので気密テープを張りました。
発砲系の断熱材を充填するのが一番いいのですが機械のノズルが狭すぎて入らない等諸問題もあるので仕方がないところです。
「温かい家に住みたい」との強い願いに応えなくてはいけませんからね!
新築ならこのような事も少ないのですが、、、
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屋根のガルバリウム鋼板葺きも作業完了、こちらもコンマ5と呼ぶ一般的な鋼材よりも分厚いものを使っています。
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階段の取り付けも完了、もちろんこちらの現場も建材メーカーの既製品を使うのではなくて専門の工場へ特注により手配したものです。
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ALSOKのメイン操作盤を取り付けるニッチも出来ました。
操作盤は厚み6cmあります、壁にこれほどの出っ張りがあると何か物をぶつけてしまいそうですから、そのようなことの無いようにニッチにしました。
改装工事なので元々の構造も何らかの傷がついていたり凹んでいたり...色々あります。。。でも使えるものは勿体ないのでそのまま使っています。
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今日はこんな感じの業務日報でした。
明日はT様、Y様、2組のご家族のご来店いただき、プランニングの打合せを行います。
T様、Y様、どうぞよろしくお願い致します。


ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
台風19号が紀伊半島をかすめながら関東地方に上陸の勢いです。
大きな被害が出ないように願うばかりですが、安易に考えず十二分な対策を取るように心がけたいと思います。

さて、
今日、お会いしたお客様、一度は在来工法系の大手メーカーで契約寸前まで進みながら、他の業者の「高い」の一言で足踏みをされながら、今一度、自分たちに合った建設会社を模索されているところ。
で、色々とお話をお聞きしている中で衝撃的なことをお聞きしました。
「24時間換気なんて必要ありません、換気するときは窓を開ければいいです」と。。。。。
24時間の換気計画は建築基準法で定められており、不要だから取り付けないというだけでは建築確認は受理されません。
もしかしたら申請図面には記載されていても実際は施工しないのかも、、、、、
そうだとすると完成時の竣工検査は合格しません。
ということは竣工検査を受けないのか・・・?
もー、何だか訳が分かりません、というかこれほど乏しい知識しかない人間が家づくりを何も知らない素人さん相手に専門家面して進めるのかと思うと、我慢が出来ませんわ(怒)
こういう業者達の大半は「坪単価○○」と謳い、競合などで単価が下がるとそのまま下請け工務店の値切って丸投げするのです。
こんな業者に自由設計や注文住宅を謳う値打ちなどありません。
弊社だけではなくて真面目に注文住宅を手掛ける業者からみればこういう知識の低い業者が業界のレベルを下げていると言っても過言ではないと思います。
24時間換気とは、「家の中の埃や僅かでも害のある空気を外気の新鮮な空気と2時間で入れ替えましょう」ということで定められた法律です。
日本の住宅も少しばかり性能が良くなってきて気密の性能もそれに比例して高くなってきました、当初は建築時に身体に影響のある有害物質を使ってたことと、海外から沢山格安の家具が輸入され皆さんの家庭でも使われていると思いますが、これらの格安家具などに使われた薬剤が人体に悪い影響があり、それが原因でアレルギー疾患を発症する方が後を絶たない状況が続いたため建築時に使用してはいけない化学薬品などが定められるとともに24時間換気についてもこういう法律が出来たのです。
24時間の計画換気を確実に行うと、家の中の埃や臭いなどを計画的に外部に放出できるようになります。
そうすることで家中はいつもクリーンな空気が循環し、身体に良いだけでなく、料理などの生活臭も取り除いてくれます。
但し、それなりの計画換気を確実に行うためには隙間だらけの現在主流となっている建物ではシッカリと換気が出来ません。
それは何故かというと・・・
ストローでコップに入ったドリンクを飲み干す時の状況を思い描いて下さい。
ストローに無数の穴が開いていたとしたら、、、ドリンクを飲むことが出来るでしょうか?
できないですよね?!
建物の一方に換気扇を設置して一番遠いところに吸気のガラリ(穴)をつくって換気扇で家中の空気を排気し同じ量の空気を吸い込むのですが気密性能が低いとガラリから新鮮な空気が入ってくる前に換気扇に近いところにある無数の穴から空気が入ってくるためショートサーキット現象が起きてしまい、換気扇から遠い所の空気が循環せずに澱んでしまい充分な換気が出来ません。
この状態が現在の日本の住宅です。
次世代省エネ基準という法律が1999年に定められた時は気密性能についても一時定められようという動きがあったそうです。
でも聞くところによりますと政治の圧力でお蔵入りとなったらしいです。
ヨーロッパでは国が主導して気密性能に最低基準を設けているところもあるというのに日本では気密性能だけに限らず断熱性能についても最低基準を設けていません。住宅に関しては如何に他国に後れを取っているのかと思うと残念でなりません。
気密性能を高めることで24時間換気計画も計画通り行えるようになります。
そうすると家中の空気環境が良くなり、結露が少なくなります。結露が無くなるとダニの発生源となるカビも少なくなると思います。その上、埃が舞うことも少なくなるとともに、断熱材や柱や土台といった躯体も長持ちさせるための一躍を担ってくれるでしょう。
24時間の計画換気が如何に重要かということを是非理解して欲しいものです。

また、同業者の方たちには、建築に携わる前に、建築のプロの物まねをするならこのような事を充分に理解してからお客様に接して欲しいですね。
さて、写真は只今フルリノベーション中のA様邸、
今日はアイシネン断熱工事を行いました。
これで寒い寒いと言っていた家とはお別れ出来るでしょう。。。
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ほな、また、、、

橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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明日は臨時休業です

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
もう9月も終わりというのに今日も動けばすぐに汗がタラタラという暑さ!
でもそのうち寒い季節が来るのでしょう。
この地球はどうなっているのでしょうか?

今日は朝一番、Kino-izmのオーナー様で大和高田市・M様邸へ5年点検にお伺いしました。
普段気にしないところも施主様と一緒に確認しましたが、エコキュートのヒートポンプに異常が見られたので明日、メーカーに点検訪問の手配を行います。
どうもドレンから出る水のパイプが何らかの要因で逆勾配になっていたのが原因のように思います。
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「ご苦労様でした、木野さん甘いもの好きでしょ!」とスタバのカップケーキ・ロールケーキを頂きました。
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途中で奥様がどこかへ出掛けられたのはこれらを買いに行かれたのかなと後から思いました。
このようにお気遣いいただけること、大変うれしいです。。。

さて、今日は現場は休み、その間を利用してフルリノベーションのA様邸で施主様と打合せを行いました。
リノベーションなので従来の躯体をそのまま利用するのですが、10数年前に建築されたものの当初、柱を建てる時に確実な垂直水平を確認していなかったのか、それとも10数年経過して少し傾いたのか?いずれにせよ壁面もまっすぐではないことをスケールや器具を使って施主様に確認していただきました。
施主様も驚いておられましたが、それを完璧に直すことも不可能なので出来る限りのことを行う旨説明しました。
打合せ後、隙間の有ると思われるところに現場発泡ウレタンを充填、この作業をするかしないかで完成後の快適性能に大きな差が出ます。
完成すると隠れてしまい解らないところですがこの作業の重要性は誰よりも知っているつもりなので見逃せません。
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さて、、、
10月5日、6日に香芝市・ゼロエネ住宅・T様邸で開催致します完全予約制完成内覧会、お陰様ですべての枠が予約で埋まりました。
キャンセルが出ない限り、新規のご予約は受け付け出来ませんのでご了承ください。

さて、明日は・・・
亡き父の三十三回忌、私が24歳の時に59歳で亡くなり、全く親孝行も出来なかったですがその父の年齢にあと3年で追いつきます。
明日は色々なことを考えるには良い時になると思います。

ということで、
お客様、関係者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが臨時休業とさせていただきます。
ご了承の程、宜しくお願い致します。
ほな、また、、、

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