凄い数値が出ました!

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☂
夜明け前から時折り雷が光り、愛犬・桃太郎も寝不足気味で出勤、笑!
そして一日の予定を確認して、現場へ出発。
今日は、天理市・Mo様邸で気密測定の日。
測定士のジェイベック大阪営業所・高田所長さんが測定の準備をしている間に、隙間のありそうなところ、施工ミスをしやすいところ、見落としやすいところを隅々まで現場監督と二人でチェック。。。
毎回気密測定を行っていると、何となく見落としそうなところや、施工しにくいところが解ります。
なので、そういうところを重点的にチェックし、いざ測定開始!!!
※ジェイベック・大阪営業所では近畿圏内の高気密住宅を建てている工務店さんとお付き合いがあり、気密測定の依頼も数えきれないほどあるとのこと、しかし全棟測定している工務店は中でも10社強という話をお聞きしたことが有ります。
IMG_2993-1_600.jpg
測定器のファンが回っている途中で、既に「今回は良い数値がでそうだ」という声が聞こえてきました。
その結果、C値=0.21cm2/m2(公には0.2cm2/m2、小数点第2位四捨五入として表記します)、凄い数値が出ましたが、隙間特性値(n値)が1.5と思ったほど良くありません。
この数値を見る限り、「どこかにポッカリと大きな穴がありそうです」と測定機器が教えてくれているのです。
ファンを回し、屋内を負圧にして、隙間が有りそうなところをチェック、、、
すると勝手口の足元からスースーと気流を感じましたので、ウレタンボンベで隙間を充填し塞ぎました。
シッカリと充填していたつもりですがそれでも隙間が有りました。
手慣れていてもこのようなことがあるので、測定することで隙間を見つけ、その場で手直しをすることが、快適な住まいを手に入れるために重要なのです。
今回のような勝手口の場合、隙間が有る状態だと、おそらく暖房してもこの隙間から外気の冷たい空気が浸入してくることになります。その結果、結露が発生し、躯体を傷める原因にもなるし、カビの発生源になるかも知れません。
「知らなかった」では済まされませんね。
IMG_2990-1_600.jpg

そして、2回目の測定値は、、、
なななんと、C値=驚愕の0.17cm2/m2(公には0.2cm2/m2、小数点第2位四捨五入として表記します)
表記は1回目、2回目とも0.2cm2/m2ですが、厳密には0.2を上回る数値でした。
家全体のすべての隙間を寄せ集めても32cm2、つまり5cm×6cm程度の大きさ、この大きさって名刺よりも小さいのです。
通常、c値=1.0を上回ると気密性能がまぁまぁ良いと判断します。そして0.5を上回ると高気密と言います。
IMG_2994-1_600.jpg
今回のような数値は超高気密と言っても良いと思います。
日ごろ、現場で汗を流してくれる職人さんたちの技術の結集がこうして表れるのです。

なぜ、ここまでして高気密を追い求めるのか???
それは、
普段から職人さんたちには気密性能の大切さを訴えています。そしてその理由も理解してくれるようになってきました。
隙間が無いという事は、換気計画が設計通りに機能する、それは家の中に汚れた空気を滞留させないこととなり、料理や生活で発生するイヤな臭いも放出できます。
空気環境が家のどこに居ても安定し、温度差の少ない暮らしが出来ます。お風呂やトイレに入る際も、寒さや厚さを感じにくくなります。そうすると家で寛ぐことも快適だし、お風呂やトイレも億劫にはならず、ストレスから解放され体調を崩すことも少なくなり、健康な生活が出来ます。ということは医療費の負担も少なくなりますね。もちろん冷暖房も効きやすくなるので光熱費も減って来るでしょう!
このような理由を正しく理解し、正しい施工をしないと本当の高気密住宅、即ち、快適な住まいを手に入れることが出来ないのです。

測定が終わり、ジェイベックの高田所長が言われた一言が印象的でした。
「完璧だ!」この一言は忘れることは無いでしょう。

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘

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