HEAT20にG3グレード

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☂
雨天続きで今日から基礎工事に掛かろうと予定していたゼロエネ住宅・T様の現場も見送りました。
Kino-izmでは他に工事中の現場が3件ありますが外部の作業はどの現場も足踏み状態で予定がズレてズレて、、、泣
そんな状況下で大和郡山市・Nt様邸は外部も雨樋を掛けてしまえば足場の解体も出来る状態。
内部は大工工事もあと2日くらいで完了します。
仕上がりはどんな風になるのでしょうか・・・
L1340667-1_600.jpg

さて、Kino-izmでは施工している建物の省エネ性能が数値で解るように(他社と比較できるように)外皮平均熱還流率(Ua値)を公開していますが6月末に凄いニュースが飛び込んできました。
東京大学名誉教授の坂本雄三氏が委員長を務めるHEAT20(2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会)は6月27日、東京都内で2019報告会を開催し、G1、G2を上回る新しい外皮性能グレード「G3」を提示しました。
G1やG2というグレードでも結構高い性能なのですがその上のG3グレードを設けるとは、、、
そもそもHEAT20とは・・・戸建住宅の目指すべき住宅像と推奨する断熱性能水準を2015年にG1、G2という2つの外皮性能グレードを策定し室内温度環境を指標とし最低体感温度が一定の温度以上を保つために必要な外皮性能(断熱性能)の水準を示しました。
住宅内での体感温度が15℃未満となる割合を、私たちのエリアとなる5地域では20%程度と設定したものがG1グレード、15%程度と設定したものがG2グレードとして推奨。また同じように冬場の最低体感温度はG1グレードで概ね10℃を下回らないもの、G2グレードでは13℃を下回らないものという基準を設けています。
水準となるUa値は・・・
G1グレードで0.46、G2グレードで0.34という性能の高さ、Kino-izmの標準仕様ではおおよそ0.40~0.36なのでG1グレードは余裕でクリアしておりますがG2グレードをギリギリクリアできるかどうかというレベル。これでも関西圏ではトップクラスと自負しております。
なのにさらにこの上のグレード「G3」を設けるとは、、、ちなみに5地域で0.23という凄い水準!、少しでも追いつき、置いて行かれないようにKino-izmの基準も上げていかなくてはなりません。。。ちなみに私の周りでHEAT20の話をしても知っている人がほとんど居なくて会話にならないです、汗
このように省エネの水準は高くしようとする民間団体がありますが、、、あ、そうそう、これは公的な機関ではありません。
耐震性能についてもどこかで耐震等級3という最高等級の上をいく耐震等級4とか5が出てきても良いのにナと思うのです。
変ですか?こんなこと思うワタシ。。。

まだまだ日本の住宅業界のレベルは低すぎます。
早く国が最低基準を設けないと、、、いけないと思うのです。

ほな、また、、、

橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘
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