勘違いの自然素材

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日は宇陀市・Ha様邸で完了検査を確認検査機関にて受けました。
工事中に構造体の検査を行い、構造壁や筋交いの配置、規定通りの金物が使われているか、各所でそれぞれ定められた規格の釘を規定通りに使っているか、また釘のピッチは間違いないかというところを重点的に見ますが、完了検査は申請通りに住まいが出来ているか、火災報知機や24時間計画換気設備が設計通り施工できているかを中心に検査されます。
検査はもちろん合格ですが、合格したから良いのではなく、施工業者として行うべきことをシッカリと行ったか、将来に向けてその住まいに責任を持てるか?ということに尽きると思います。

関西でもいよいよ入梅、今年の入梅は観測史上一番遅いらしいです。
梅雨に入ると湿度が高くなりジメジメ、
あ、そういえば昨日打ち合わせをしたお客様、他社で珪藻土を室内に(と言ってもリビングだけ)採用しているのでこれからの梅雨の季節も調湿が出来て快適ですよと聞いたと仰っておられた。
ちょっと待ってください!
断熱・気密を疎かにして、室内で発生する水蒸気だけでなく、外から浸入する水蒸気までもたった十数帖の部屋の壁面だけでどうしようというのでしょうか?
これで調湿?確かに数値的には調湿かも知れませんが快適な爽やかな室内にできるのか、はたまた結露から家を守ることが出来るのか、カビが発生しないのか???
私は「ノー」だと思います。
調湿の出来る自然素材なんていう素人が勘違いしそうな活字を並べるだけで如何にも良い家をつくっているような物まねだけは止めて欲しい。
建物の性能である断熱・気密という根本的な部分から改めて欲しいモノです。
躯体性能が高くなれば24時間計画換気設備で十分に湿度もコントロールできるようになります。もちろんそこには温度調整もコントロールできるようになるのです。
家づくりは先ず建物の躯体性能から考えましょう♪

写真は今日、完了検査を受けた宇陀市・Ha様邸のリビング。
対面キッチンのカウンター脇に配置した無垢の化粧柱は吉野桧・四寸五分(135mm)、Ha様のお父様が生前、製材業を営んでおられた際に残された思い出ある柱です。
こちらの住まいでは7月7日(日)にたった一日だけ、完全予約制完成内覧会を開催致します。
本日時点で、正午12時、午後1時の枠が空いています。
先着順で受け付けていますのでホームページからお申し込みください。
IMG_5028-1-1_1_600.jpg

ほな、また、、、
橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘
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