高気密高断熱と風通しについて

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全国のKino-izmファンの皆様
こんにちは☀
今日は湿度が高く、気象庁が発表した気温以上に暑く感じます。
我が家でもエアコンの試運転とシーリングファンの掃除を行いました。
そのエアコン、1時間に500~600m3の空気(予め設定された温度の空気)を吐き出します。
ですが、夏は冷えない、冬は温もらないと言われる方が多いのも事実。
これはエアコンが原因なのではなく、その住まいの性能が低いからなのです。
壁・屋根・床下の断熱性能が一定以上高くないと、せっかくエアコンで作り出した空気が外気の影響を受けてしまいます。
そして断熱性能と併せて必要なのが気密性能、いくら断熱性能が高くても隙間があれば外気が出入りし、エアコンで作り出した空気を維持できないことになります。
気密と断熱って家づくりでは耐震性と併せて最重要項目の一つなのです。

そういえば今、Kino-izmの住まいを建てようと最終段階のご家族、聞くところによるとご主人様は、気密・断熱という性能に惚れ込んでいただいているようですが、奥様が風通しを重視したいとのお話をお聞きしました。
ここでも少々気密断熱についての家づくりを勘違いされているようなのです。
気密断熱の性能を高くした住まいは、風を通してはいけないということは全くありません。
真夏や真冬は空調機器で室内をコントロールするので窓を開けることも少ないでしょう、春は花粉やpm2.5、黄砂などが飛び交う日常で殆ど開けることも出来ません。ということになると、爽やかな風が通る秋のごくわずかな季節だけではないのかなと思うのです。
決して高気密・高断熱の家は窓を開けてはいけないと言っているのではなく、四季を通じてどれ位窓を開けることの出来る季節があるのか?を考えて下さい。
その辺りを誤解されないようにして欲しいものです。

写真は香芝市の建替え現場の模様、古い住まいが建て替わり秋にはゼロエネ住宅が完成の予定です。
ta_kaitai190605_600.jpg

ほな、また、、、

橿原市, 奈良県, JPのHouzz登録専門家木野芳弘
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