気密測定の結果は・・・

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日も現場でゴソゴソしていると汗が滲むような陽気でした。

橿原市・M様邸、今日は気密測定を行いました。
先日、某同業者の方が「木野さんところはコンスタントに良い測定値が確認出来るのだから、もう測定はしなくても良いんじゃないの?!費用もかかることだし・・・」と言われました。
その考え、大間違いです!!!
毎回どの現場でもKino-izmの職人たちは真面目に丁寧に作業をしています。
だから気密に関しても良い数値が測定出来て当たり前になってきました。現にコンスタントにC値0.3を実測しています。
でも、、、
だからといって測定をしないというわけには行きません。
もしか、、、気づかないところで目立たないところで何かしら不具合があったり、チェックを見落している事だって無いとは言い切れないからです。
実際、測定して良かったと思うような大きな穴(隙間)を見つけた事も有ります。
やはりそこは人間が手作業で行うものですが「ミス」もあるし完璧に行かない時もあるのです。
そういった時に、測定する事でその「ミス」を見つけ出すことが出来ますし、その結果、快適に長持ちする住まいを手に入れることが出来るのです。
気密性能が高いと計画的な換気も可能となり、汚れた空気や「暮らす人・家事」で発生する水蒸気も外部に放出する事が出来ます。
特に冬は「暮らす人・家事」で発生する以外にも加湿器を運転することでたくさんの水蒸気が発生します。
建物に隙間があればあるほどその水蒸気が壁体内に潜り込み、温度差のある外気とぶつかることで結露を起こしてしまいます。
これは壁体内結露と言いますが柱や土台、断熱材も濡らしてしまい、その結果カビが発生し、腐朽し、白蟻の発生源に発展します。
そうなると、折角頑丈な住まいを手に入れたとしても家の寿命は極端に短くなるでしょう。
耐震等級が例え最高等級の3であっても、初期性能を維持できないですからネ!
耐震等級3なのに地震で倒れたという事になりかねません。
そのようなことの無いよう、気密の性能は家づくりでは最重要ポイントの一つなのです。

では、測定の模様と測定結果発表!!!
L1270428_600.jpg

まず、1回目の測定では、
C値・・・0.4cm2/m2、
総相当隙間面積は49cm2(総相当隙間面積というのは家全体の細かい穴のような隙間を集めると全部でどれだけの大きさになるかを示す数値)
49cm2なので家全体で7センチ四方という事になります。
L1270429_600.jpg

この数値でも世間一般的には相当気密性能は高いのですが、測定中、少し隙間を見つけたので、簡易ウレタンボンベやコーキングで隙間を埋め、再度測定しました。
すると、今度は
C値・・・0.3cm2/m2
総相当隙間面積は43cm2
僅かですが隙間の面積も減り、C値も0.3と少し高くなりました。
L1270430_600.jpg

今回も目標の0.3cm2/m2はクリアできましたが、本音を言うと新記録「0.2以下」を目指していたので残念でした。
残念と言っても0.3はとんでもなく良い数値ですよ!
改善点を見つけ出し、今後の家づくりに活かして行きたいです。

あっ!
もう一度言いますが、この数値、相当凄い数値なんですヨ!
毎回コンスタントにこれほど高い数値を測定する工務店、関西では居ないと思います(と自慢させて下さい)。

ほな、また、、、

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