見えないところを丁寧に

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全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆

現在建築中の木津川市・大和の家・T様邸
今日は断熱工事、
今回の現場から従来の高性能グラスウール16Kから現場発泡ウレタン「アイシネン」に仕様変更しました。
仕様を変更することで一段と気密性能、そして防音性能が上がります。

で、どのような工事なのかと申しますと...
壁面にこのように吹付けて行きます。
同じような写真をご覧になられた方も多いと思います。
現場発泡ウレタン、同じような断熱材でアクアフォーム、フォームライト、エアライトフォームなどがあります。
これらは硬質ウレタンなのです。
逆にアイシネンは軟質ウレタンで触ってみるとフワフワしています。
この点が他の現場発泡ウレタンと大きく違うところです。
木造の家は年数が経つごとに多少の割れや曲がりで変形する可能性があります。
アイシネンは軟質ウレタンフォームなのでスポンジのように柔らかく、家の変形に追従して隙間ができてしまうのを最小限に抑えることが可能だと思うのです。
硬質ウレタンは発泡スチロールのように固いため家の変形についていくことが出来ず、隙間が出来たり場合によっては断熱材がヒビ割れたりする恐れがあるとのことです。
L1190208_600.jpg

L1190214_600.jpg

こうして断熱材を吹付けると一気に膨らんできます。
膨らんだ部分はブレッドナイフのようなもので削ぎ落とします。
この作業も見ていると結構大変な作業です。
L1190216_600.jpg

削ぎ終わると施工状態をチェックし、僅かな隙間でも一液性ウレタンで補修を行います。
このような所ってなかなか解らないところです。
でも施工する職人たちはシッカリと断熱・気密の勉強している技術者だからこそ「何が大切か」「どこをどのようにするべきか」という工事の目的を熟知しています。
さらに、私が言うのは可笑しな話ですが、職人全員の仕事が非常に丁寧でした。
L1190255_600.jpg

そして今回、メーカーサイドから施工の写真を撮影させて欲しいという依頼が有りました。
現場にはプロのカメラマンが来場し、次々と施工前・施工中・施工後の写真を撮影して行きました。
L1190233_600.jpg

L1190238_600.jpg
それで「何故初めてアイシネンを取り入れたにも関わらず弊社の現場なのか」とお尋ねしましたところ次のような回答が返ってきました。
「写真の見栄えが良い」
「撮影の目的が明確にしやすい」
どういう事かとお聞きすると「現場が綺麗に片付いている」ということらしい。
他社でたくさんの現場で採用している工務店もあるらしいですが、現場が騒然としていてなかなか作業が捗らない、、、ということは撮影するにも他の余計なものまで写ってしまうなどの理由が有るらしい。
「比較すると他社には失礼ですがこれだけ片付いていると我々も作業がし易いです!」と代表が話してくれました。
これには私もすごく嬉しかった。
この進捗状況で、現場が片付いている事って私の中では当然のことなのですが、世の中色々な会社があるのですね!
次の予定が有ったので先に現場を後にしました。

さて、外部は、、、
透過防湿シートを張り終えました。
こちらもチェックしておきました。
L1190259_600.jpg

さてさてさて、、、、、
此方の現場では来週末「3月11日(土)~12日(日)」の2日間、構造見学会を開催致します。
詳細はホームページで近日中にお知らせ致します。たいへん遅くて申し訳ございませんがもう少しお待ちくださいネ!
illust_600.jpg


ほな、また、、、

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Houzzに登録中の橿原市, 奈良県, JPの木野芳弘

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