本当に省エネですか?

| コメント(0)

全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
台風12号が去ったと思ったところなのにすでに次の13号が来るようです。
皆さんご注意くださいませ。

さて、、、
私たち住宅業界では、2020年に建築基準法が改正され省エネ基準が義務化されます。
この基準は既に17年前に遡り1999年に決められた省エネ基準の等級4が基準となります。
当時はフラット35の融資を受ける際にこの省エネ等級4の認定を受けていれば金利優遇が受けることが出来るというような少しだけ有利な基準だったように思います(間違っていたらすみません)。
2020年にはこの基準をクリアしていないと建築できないということになるので、現在のような省エネ基準にボーダーラインが無いよりは少しは良い住宅がたくさん生まれることになるのでしょう。
でも私は危惧していることがあります。
それは、、、本当に省エネですか?
建築基準法という名の義務部分に省エネ法が追加されてもそれは「その基準をクリアすれば建築確認が受理される」ということが業界に浸透し、基準をギリギリにクリアしただけの住まいが量産される環境になることなのです。
そのようなことでは、今と大して変わらないと感じるのです。
本日LIXILの担当者が来社してくれましたが雑談の中で、県内の工務店で高断熱・高気密を推している工務店で思いつく業者名を尋ねましたが5社も出てきません。
大変悲しいことですが、それが現実なのです。
それでいて、健康、自然素材、エコなどのキーワードを謳いユーザーを錯覚させていることに気付いているのか?いないのか???
1999年の省エネ基準等級4の住まいが建ち始めたころ、エアコンを入れても涼しくない、冬は寒い、これのどこが省エネ等級4なのか・・・?省エネというのに光熱費が高くつくという話を何度も聞きました。
この辺りのことをしっかりと把握していないと次の時代も同じことの繰り返しになることが間違いないと思われます。
快適・エコ・省エネ、これらを手に入れるには「高断熱」「高気密」が絶対に必要なのです。
建築時に少しはコストが掛かるかも知れませんが、長い年月そこで暮らして行くことを思うと、ランニングコストと快適と体で感じる精神的なコストは非常に安くつくことを解って欲しいと思います。

ほな、また、、、
人気ブログランキングへ

コメントする

〈 前の記事トップページ次の記事 〉

カテゴリ

バックナンバー

奈良の外断熱注文住宅 有限会社キノハウジング このページ先頭へ