日々進歩

| コメント(0)

全国のKino-izmファンの皆様
こんばんは☆
今日も現場ブログの更新時間です。。。

大淀町・H様邸、
基礎捨てコンクリートの打設が終わり墨出しを行いました。
翌週月曜日に配筋の作業、そして配筋検査と進んで行きます。
L1140884_600.jpg

さて、、、
昨日のブログをご覧になられた方から、こんな質問が・・・
「断熱材の上に並べられている垂木は必要なのですか?断熱材があるのでそれていいのではないか」という良く解っていそうで全く解っていない質問。
先に昨日の写真をもう一度ご覧ください。
L1140824_600.jpg
写真は、垂木を並べた状態、この上に屋根下地となるコンパネを並べて行きます。
質問者の言う通りですと、断熱材と屋根下地を重ねただけでは通気層を保持できません。
通気層は滞留する空気を逃がすために保持するものです。
他の工務店で15mm~18mm程度の胴縁と呼ばれる細い細い木材で通気層を確保しているところを見かけますが、15mm~18mm程度の通気層では、壁面の通気層から上昇してきた空気を十分に棟上へ逃がすことが出来ません。
その為、屋根面で熱せられた空気が滞留し、屋根裏に熱が入り込むことになります。
Kino-izmでは屋根上に断熱材を載せているのでそのような現象もかなり抑制できますが、それでも垂木高さ(厚み)は60mmを維持しています。
こうすることで、熱せられた空気が滞留しない環境をつくってあげることで快適な住空間を維持しています。
15mm~18mmなんて、、、ナンチャッテ通気層だと思います、っていうか言い切れます。
今現在の日本国内における省エネ基準というものは、先進国の中ではまだまだ最低です。
昨日もLIXILの連絡会議に出席しましたがワンランク上の住宅を・・・といいながら樹脂とアルミの複合サッシを使いましょう♪と言っているところを見て呆れました。
2020年に省エネ基準が義務化されますが、その基準も他の先進国の基準に比べると大して高いものではありません。
こんなことで良いのかナ?
もっと先を見据えて、というか建築基準法は国が定める最低基準なので、そのようなものは兎も角、自分の住む家くらいは大きな冷暖房設備を使うことなく、より断熱性能の高い躯体性能をつくり、快適に住むという事を考えなくてはいけない時代だと思う。

ん~、
なかなか伝えるのって難しいですね!
解っていただけたでしょうか?

ほな、また、、、
人気ブログランキングへ

コメントする

〈 前の記事トップページ次の記事 〉

カテゴリ

バックナンバー

奈良の外断熱注文住宅 有限会社キノハウジング このページ先頭へ