低温は万病の元

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今日は大阪梅田ハービスホールへ、、、
YKK-AP主催のAPWフォーラムに参加しました。
前半は新たに発売されるトリプルガラスのAPW430と防火仕様の窓のお話、
そして、後半は近大建築学部長・岩前篤教授の断熱と健康に関わる講演でした。
岩前教授の講演は初めてでしたが、休憩中、参加されてる人の話を聞いていると、岩前教授の講演があると必ず出席するんです、という方も居られた。
それほど凄い方なんだなとインプットしておいて、いざ講演が始まりました。
今まで勉強している話が多かったですが、大学で教鞭を執られる氏、これが講義っていうものかなと思うような語り口に聞き入って、頷くことばかり、再度聞いて改めて初心に戻って、もっと性能を上げて行かないといけない!そう感じた。
さて、その内容は、、、一言では語れないほど濃い内容でした。
その中で一番解りやすかったのは日本の断熱性能は先進国の中でもかなり遅れているということ。
よく欧州と比較されることが多いですが、今回は米国の室温規定の話をお聞きしました。
ニューハンプシャー州18℃、バーモント州18℃、ニュージャージー州20℃など、法律で室温が規定されています。
ニューヨークの場合、昼20℃、夜13℃と規定されている。
日本にはこのような規定は一切ありません。
日本はどうなっているのでしょうか。
また、パッシブハウスとスマートハウスを混同している人が多く、その間違いに気付いてほしいといわれていたこと。
全く同感です。
私の講演資料では×を記しました。
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最後は「低温は万病の元」、「断熱不要論は従来の古い考えだ」と覆すところもウンウンと頷いていました。
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高断熱住宅は如何に必要か、そして「スマート」という言葉に騙されない、無駄なランニングコストをかけずに我慢しなくても、快適に(おっくうでない)生活を目指したいと綴られました。
まさしく、いつも私が訴えている事なのです。
今日参加された全ての人たちが「もっと断熱性能を上げよう」と決意されたかどうかは解りません。
そして私一人では日本の住宅を変えることは到底無理です。
でも、少なくともKino-izmに出会った人にだけは快適でストレスの無い長持ちする住まいを手に入れて頂けるよう努力しないといけないと痛切に感じました。

ほな、また、、、
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